落ち葉の道
青空の下街路樹を歩く
どこまでも続く真っ直ぐな道
木には葉が少しずつ散っている
役目を終えた葉は大地へと辿り着く
時に風と共に舞い散る
大地には色のついた落ち葉の道
秋の終わりが近づき枯れ果てる
落ち葉の道よ華麗に舞い散れ
この秋の終わりと共に
手放した時間
何故もっと早く
何故もっと潤滑に
何故ずっと耐えたのだろう
それに慣れていたから?
もうわからなかったんだ
ただもう限界だったから
この空間とこの場所を
綺麗に手放したんだ
なんと心が軽やかなのだろう
この手放した時間と空間
今までに無いくらい良い時間
もう少し早く手放せばよかった
でもまだ心は壊れてなかった
手放した時間が有意義だ
そして開放された
自由になれた
この先はきっと
今までと違って
素晴らしい時間がやってくる
間違いないさ
夢の断片
元々大きな夢だったのかもしれない
この夢が散り散りに消えて
少しずつ細かくなっていって
断片と化してしまった
理想と現実を狭間を
行き来する度にいつしか
この夢は断片と化してしまった
現実は思ったほど夢に厳しい
壮大な夢くらい見る事あるけど
そこまで現実が厳しくなければいいのに
夢の断片は、まるでシュレッダーのように
風と共に飛んでいってしまったようだ
また新たな夢を作ろう
今度は断片化してしまわないように
見えない未来
見える未来は秒や分
見えない未来は一周間や年単位
それでも未来は不安や期待がある
悲観する未来と期待する未来
果たしてどちらなのだろう
不安を拭いたいからこそ
未来は見ていたい
見えない未来において焦るんだ
期待する未来ならきっと
楽しみに待つのだろう
最初からわかっているなら
きっと未来などいらないのかもしれない
吹き抜ける風
歪んだ建物
ボロボロになった窓枠
そこに吹き抜ける風
もうそんなに時が流れたのか
ここには沢山の思い出がある
あの時は楽しかった
二人を通り過ぎた
吹き抜ける風が今ではもう
懐かしい
同じ吹き抜ける風は
まるで別物なんだな
時というのは残酷だ
これもまた風化していくのだろうか