どすこい

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6/17/2025, 9:50:48 PM

「届かないのに」

この気持ちはきっとあなたには届かない。きっとあなたは冗談だと思っている。それでも、伝えれれずにはいられない想い。悩んだのちに差し出す手紙。ああ、ありがとうとカバンに押し込むあなた。本当に、読んでくれるだろうか?しばらくして、携帯を鳴らす着信音。付き合うって何?友達と何が違う?その問いを見た途端、心臓が止まりそうに思った。本気になってくれたんだという嬉しさと、恐ろしさ。なんて答えたらいい?思考がぐるぐる回る。やっと返した一文。特別になりたい。次の日になって、あなたからもう一度の返信。あなたの気持ちには答えられない。ああ、やっぱり。そんな気がしていた。本当は、届いてなんか欲しくなかった。

6/16/2025, 10:14:00 PM

「記憶の地図」

さあ、記憶の地図を広げて、冒険に出かけよう。
君と一緒に行った場所、君が行きたいと言っていた場所。きっと君を見つけられる。君のいた痕跡を見つけることができる。誰も君のことを覚えていなくても、私だけは覚えているから。だから、もう一度私の中で生きて。

6/16/2025, 8:07:41 AM

「マグカップ」

あなたとお揃いで買ったマグカップ。
床に叩きつけたらすぐに割れちゃった。
私とあなたの気持ちもそう、きっともうずっとヒビが入っていた。
床に叩きつけて割ったのは私。
ああ、壊れちゃったね。
それじゃあ、もう使い物にならないから。
バイバイ。

6/15/2025, 5:43:05 AM

「もしも君が」

もしも君が、私のことを好きになってくれたら
もしも君が、私の恋人になってくれたら
もしも君が、私のことを見てくれたら
もしも君が、私に話しかけてくれたら
もしも君が、私に告白してくれたら
もしも君が、私を意識してくれたら
もしも君が、
もしも君が、
もしも君が、、、、
そんな幻想を思い浮かべる私は、君のことがたまらなく好きなのだろう。
部屋いっぱいに並べた君の写真。
録音した君の声。
君を見つめていられるだけで、幸せなのだろう。
ああ、私は高望みをしてしまった。
初めて私の部屋にやってきた君は、もう動かなくなっていた。
こんな状況でも、君が私の部屋にいることを嬉しいと思ってしまう私は、頭がおかしいのだろうか?
、、、
もしも君が、もう一度目覚めてくれるなら

6/14/2025, 6:29:10 AM

「君だけのメロディ」

そっと君を抱き寄せると、どくん、どくん、と微かに聞こえる心臓の音。
その規則正しい、温かな音を聞くことが好きだった。
君のメロディを聴くことは、あなたの胸へ飛びこむことのできる私だけの特権だった。
君だけのメロディで、私だけのメロディだった。
君は違う人を抱きしめていた。
“浮気”という言葉が頭を掠めた。
君は笑っていた。
頭の中がぐわんぐわんするような感覚がした。
雨が降っていた。
衝動だった。
君は驚いた顔のまま固まっていた。
君の胸に耳を押し当てても、雨の音しか耳に入らなかった。
正気に帰った。
やってしまった。
もう遅かった。

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