無気力

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2/16/2026, 4:24:55 PM

【誰よりも】

昔からずっと好きな人がいる。誰にでも、平等に優しくて、太陽みたいに明るく常に笑顔を絶やさない、素敵な女性。
僕の光。未来永劫、幸せでいてほしい人。信仰に近いレベルで崇拝しているのにも気付いていながら、それても受け入れてずっと笑いかけてくれる良い人。

これが恋じゃないって、気付いてるけど。

「……なに?人の顔じろじろと見て」
「気のせいだよ」
「そんなわけないでしょ、私が気付かないとでも思ってるの?」
「まぁまぁ、別に減るものじゃないでしょ」
「……」

あの子に比べたら随分と冷たくて、不必要に干渉もしない癖に本当に困ってる時には声をかける、不器用で優しい人。その温度感に救われてる所も多々あるけれど、どうしようもない根本の部分が似ていて、それは傷の舐め合いにしかならないのに。
あの子への気持ちが恋じゃなくて、執着や依存だとしたら、君への感情は果たして一体何になるんだろうか。

これも恋じゃないって、気付いている。


2/13/2026, 2:48:12 PM

【待ってて】


追いつけない。あの子に追いつけないなんて、何を今更。
あの子が努力家だなんて知ってたはずなのに。常にひたむきに頑張っているのを知ってたのに。

太陽みたいに笑うから、太陽みたいに包み込むから、もう居ないあの人のようにひどく優しいから。
その柔らかくて暖かい笑顔に、瞳の奥が焦がれるように焼かれてしまう。この優しくて暖かい子を、私は守らないといけないから。

そっちに行くことを、きっとあの人は待っててくれるだろうし、それを止めるような人ばっかりだから、土産話を楽しみにそこで待っててほしい、だなんて。
本当は、誰にも届かないのに。

2/12/2026, 8:10:03 PM

【伝えたい】


この感情に当て嵌る言葉が、僕には分からない。
この感情を言い表す日本語を、僕は知らない。

勉強ができるだけではダメだ、言葉は自分から学ばなければいけない。
よく本を読んでいる彼女を見習って、僕も何か本を読むべきなのだろう。彼女が読んでいる本は些か内容が難しい。もう少しお手軽に読めるものから、それこそオススメを聞いたっていいだろう。少し怠そうにしながらもきっと教えてくれるだろうから。

無知は罪だ、と言うけれど、僅かに分かる気がした。
知らない、は悪いことじゃない。悪いことじゃないけれど、こうも自分の事も言い表せないとなると、言葉を知らない自分が悪く思えてくる。伝えたいことも伝えられないようでは、彼女はきっと、僕に呆れてしまうだろうから。