Lacryma

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8/8/2025, 4:02:57 PM

貴方が私に向けた目は

もう前のような優しいものではなかった

ずっと覚悟していたんだ

いつかこんな日が来るって

どうしたらよかったのだろう

もしも時を巻き戻せたら

こんな結末にならずに済んだのだろうか

でも、これは夢じゃない

やり直すことなんてできない

貴方の心を取り戻すことは、もう二度と

8/7/2025, 7:00:28 AM

あの日、貴女はいつもみたいに

笑って「またね」と言ったけれど

その後、自ら永久の眠りについた

貴女に何があったのか

きっともう知ることはできない

8/5/2025, 4:39:42 PM

貴方が幸せならいいと思ってた

たとえどんなに嫌われても

いつか忘れ去られても

貴方が笑えているのなら、それでいいと

それなのに、宵に響くさざ波の音が

心の底に眠る悲しみを引き寄せて

溢れる涙を抑えられなくなった

本当は貴方に愛されたかった

この気持ちに気づいて

私を誰よりも気にしてほしかった

この想いが報われないというのなら

いっそ、美しいこの海の泡になりたい

泡になって、世界からいなくなって

貴方との思い出も全部消えてしまえば

こんな苦しみを知らずに済んだのに

お願い、私から離れていかないで

貴方にとってただの過去になりたくない

貴方の隣にいられないと言うのなら

どうか、私を忘れないで

7/27/2025, 4:18:38 AM

貴方は優しい人だった

私が嬉しい時は一緒に笑ってくれた

悲しいときはずっと側にいてくれた

だからこそ私たちは

もう終わりなんだってわかったの

あの日、最後の花園で

私の頬に残る涙の跡を見ても

貴方は何も言わなかった

こんなことを思い出してしまうのは

きっと夜の静けさのせいなんだろう

私にとって、貴方は眩しすぎた

太陽のように暖かい貴方の光に

私の目は眩んで

何も見えなくなってしまった

7/24/2025, 4:29:33 PM

大雨の降る街の中

私は駅で時が経つのを待っていた

この豪雨が止むのを待っていたわけではない

ただ街中を包むペトリコールが

いつかの日々を思い出させて

私を感傷的にさせたからだった

昔、心から恋焦がれた人がいた

私は遠くから眺めるだけで

彼は私を知りもしなかっただろうけれど

それでも彼を見るだけで

幸せな気持ちになれたものだった

今思えば、声をかけてみればよかった

そうすれば、あの頃の幸せな記憶は

ただの思い出にはならなかったかもしれない

もしも過去へと行けるなら

勇気を出して貴方に笑顔を向けてみせたのに

たとえ何も変わらなかったとしても

きっと、すべてが色褪せてしまうよりずっといい

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