11/29/2025, 1:25:30 AM
霜降る朝
ザクザクという音が私を急かす
冷たい空気が冬を伝える
白い息がやんわり視野に冬をひろげる
来年が近づく音がする
暖かい花が咲く未来が近づいているのだろう
卒業を祝う声が私を岸まで追いやる
手が震える手が痺れる
心臓が呼応する
でもそれでいい
新たな環境に羽ばたつ
時の流れと変化に立ち向かう
そんな覚悟が際立つ
10/19/2025, 6:38:04 PM
君が紡ぐ歌
本を眺めていても
外を歩いても
朝の文字盤を眺めていても
君との思い出が脳裏に浮かぶ
目に入った小説の15ページ
ヒロインが放つ何気ない一言
よく話を交えながら
ふざけて歩いた道筋
なかなか起きなくて
文字盤の代わりに声をかける声
全てに君がいて…
その度に君がよく歌っていた歌が
流れるんだ
10/7/2025, 3:00:46 PM
静寂の中で
ボッーとしてみて
これが
今の情報過多社会を生きる若者に
どれだけ難しい課題なのか我々はあまり知らない
意外と難しいだろう?
5分も経たぬうちに
だいたいの人は頭の中に煩悩が浮かび上がる
曲や自分の好きなことや嫌だったことなど
その浮かんだものは
無意識のうちに色んなタスクで隠れていた
本心だ
心の声だ
静寂の中でこそ本心が浮かび上がる
9/19/2025, 7:37:12 AM
世界が終わるなら徐々に終わるが迫るんじゃなくて
一瞬で痛み無く終わって欲しい。
9/15/2025, 1:43:40 PM
センチメンタルジャーニー
隣接した市が都市化し
自然と我が故郷も都市化していった
高校生になった私は
自宅と学校をただ往復する日々だ
だがふと用事がでできて馴染み深い道を歩くと
苔や汚れが積み重なった思い出の遊具は
全て新しいピカピカの遊具に変わり
水溜まりで笑いあった道は水が入る隙もなく
綺麗にピシッとしている
諸行無常の理からして
ここで切なさを感じるのは無粋だと思うが
それでも感じてしまう
ガキながら歳をとったなと思った