1/9/2025, 2:13:14 PM
それは宇宙からの贈り物であり
触れることの出来ない神様の宝物
何もかも欲しがる僕たちは
ついに空にまで手を伸ばそうとする
人間が手にするには、あまりにも勿体無い
その輝きが照らす先にあるものは
真っ暗な夜だ
夜を孤独にしないために彼らは輝き続ける
それぞれが呼応するかのように
散りばめられた星のかけらたちは
その手を繋がなくとも光を放つ
そして彼らは小さく呟いた
「 夜明けまで、あなたを一人にはしない 」
1/6/2025, 4:14:45 PM
人生に疲れたと、その人は言った。
不思議な話だ
見ず知らずの他人に何かを期待したのか
それとも、ただ話しただけなのか
その人は続けて話し始めた
「高い場所に行って来た」と
気の利いた言葉も言えない私は
「そこから見た景色はどうだった?」と訪ねた
「とても綺麗だった」とその人は言った
私は少し驚いた
人生に疲れ、一歩踏み出せば終わるときに
綺麗という言葉を口にしたからだ
その人が見た景色はどんな色だったのか
その目に映る世界を私も見たいと思った
一人ではなく、君と一緒に