おでかけかばん

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1/7/2026, 11:37:37 PM


「雪」
布団に入っていても感じる寒さのせいで、休みの日だというのに、早起きしてしまった。もう一度、2度寝しようとするけど、どうにも寝付けないので少し早いけど犬の散歩に行くことにした。ずっと一緒に暮らしている黒柴の小春。出会った頃は踏み潰してしまいそうなくらい小さかったのになと思いながら首輪とリードを付ける。今では小春はもうすっかりおばあちゃんだ。準備が終わってドアを開けると、見慣れない雪景色が広がっていた。だから朝寒かったのか。と納得がいった。
「小春、行くよ〜。」
玄関を開けても少しも動かない小春に声をかけるも、少しこちらを見ただけでまた固まってしまった。やっぱり寒いから行きたくないよねぇ…としみじみまだ寝惚けながら思っていると急に体が後ろに引っ張られた。振り向くと、小春がずんずん進んでいた。やっぱり柴犬はよく分からない…。家の前の路地を進んで、大通りに出る。まだ早朝だからなのか、ひとっこ1人居なかった。
「結構積もったなぁ…」
顔に触れる寒さに凍えながら思う。
いつもより寒い朝。さくさく、と音を鳴らしながら歩く雪道。いつもとは違う日常がそこにあった。
…たまにはこんな朝もいいかもしれない。

1/5/2026, 1:54:37 AM

「幸せとは」

12/29/2025, 11:57:11 PM

『静かな終わり』

あっ、死ぬ。
そう悟った時にはもう手遅れだった。病院のベッドの上に一人。これはもう、医者が来る前に一人で死ぬのだろう。不思議な事に痛いという感覚はない。なんていうか…自分の痛みが体にあるのに、頭とは別の部位みたいで痛みを感じることはなかった。

…あ〜あ。どうせ死ぬなら大切な人に囲まれて死にたかったなぁ……。僕にはそれすらできずに終わるらしい。
終わりって意外と…静かなんだな。全てを受け入れてさ。
まぁもう人生に飽き飽きしてたし……もういっか。

12/25/2025, 10:58:05 PM

「祈りを捧げて」

学校の宗教の時間で習った事が忘れられない。
それは「私たちがしている祈りは、誰に向けてしているものなのか」。
確かに。と最初は思った。いつも私たちは無意識に‪”‬祈り‪”‬という行為をしてる。
心配な事があると、誰に習ったわけでもないのに祈る。
それが届かなくとも人々は祈り続ける。

……さて、本題の答えは…あまり興味がなくて聞いていなかったんだよな。
でも、答えを知らないままでも…いいと思うんだ。

12/20/2025, 12:50:33 AM

この時期になると…毎年君がくれる小さなプレゼント。僕の手の中でも収まるような、小さなそれには手から溢れ出るほどの想いが詰まってたこと、ちゃんと知ってたよ。恥ずかしくてお返しはいつも渡せなかったけど、ありがとうって気持ちは伝わってたら良いな。
…これは去年までの話。今年に入ってすぐ、君は僕のそばから居なくなった。

君がいないクリスマスなんて初めてだ。でも、たとえ君が居なかったとしても、僕は一生待ち続けるよ。
…だって、君が好きだからね。

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