掴めたら、どれだけいいのだろうか。
どれだけ手を伸ばせど、
どれだけ願おうと。
羽根も結果も、君も。
何も、何も掴めない。
掴めたら、何が起きるのだろうか。
努力の空回り。
掴む努力なんて向いてない。
成長段階なんて、苦しくなるのが普通なの?
何も、分からない。
ねぇ、どうすればいいの?
掴めたら、幸せなのだろうか。
問いかけても分からないし。
誰に問いかけてるかも分からない。
ただ、
そこで。
揺れているだけ
の、羽根。
動くことも、近づくことも。
逃げることも、飛ぶこともない。
それを掴めたら。
何かを掴めたら。
揺れているだけ
じゃなければ。
僕は、
成長できるのかな?
秘密の箱。
大事に、大事に保管して。
何も無いはずのそれに。
ただ、思い出を詰める。
いつしか、それが。
秘密の箱になるから。
あーーー
ずっとこれを覚えやすいように
「フライエンド」
と呼んでました。
スペルは覚えました。
意味を忘れるようになりました。
懺悔しときます、中3女子です。
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
友達はいる。
親友もいる。
恋人もいる。
家族もいる。
全部、全部いるのに。
何を、これ以上望むと言うの?
君が歌う曲の専属聴き係、とか。
できないかな。
頼んだら、任命してくれそうだけど。
一番最初に聞くの僕で、
感想言うのも僕。
一番に見ていられるのも、僕。
どこにも出すこともない。
だけれど、いっぱいの人が見る君の曲。
最初だけでも、僕だけに聴かせて欲しいな。
君が紡ぐ、全ての歌は。
聴いてるだけで、救われるから。
と
言っても、
君は、
音楽なんて作ってないけどね。
ただ、
ただ歌っているだけ。
才能だろうね。
霧の隙間から顔を覗く光。
その狭間から、天使が舞い降りる。
僕だけの希望。
僕だけの神様。
直視なんてできない、眩しすぎるから。
会うことなんて出来ない、貴方は。
私とは違うから。
霧が晴れたら居なくなる光。
その狭間からは、天使の羽が舞い落ちる。
僕だけのもの。
僕だけの、貴方。
触ることなんて出来ない、けがわらしいから。
話すことなんて出来ない、だって貴方は。
私の、私の光だから。
指させば貴方は出てくるのに。
隣にいる君には、見えていない。
全ては、君のせいなのだ。
希望は君だけなのに。
君には言えないから。
私にとっての希望とは、
霧の隙間から見える光では無い。
ただ、何もせずとも隣にいてくれる。
君、なのだ。