noname

Open App
12/6/2025, 10:11:53 AM

きらめく街並み。
消えない灯り。
それだけが支配するここは。
どれだけ美しく、どれだけ醜い。

12/5/2025, 8:24:43 AM

秘密だよ?
誰も、誰にも。
話さない、って。約束、できる?

...そっか。
なら、はい。これ。手紙。
書いて。
貴方の、秘密。

どんな事でもいいよ。
どんな事でも。

でもね、これは。
願いを叶えるものではないんだ。
だから、ただ。
誰かに送る。
誰にも届かない。
どこにもいかない。
秘密の、証。なんだよ。

貴方の秘密。
誰にも言わない。
だから、
私の秘密も。
誰にも言わないでね。

私は、
ずっと。ずっと、前から。
貴方の事がね。

嫌い、だったよ。

12/2/2025, 11:54:52 AM

「ね、その中身。見てみてよ!」

明るい、うわずんだ声が目の前で跳ねている。
貰ったその箱は、プレゼントするのには珍しい
真っ黒い箱だった。
開けるところすら見つからない。
それと相反するように、
期待の眼差しだけを向けられている。
贈られた物であるはずなのに、
感情は着いていかない。
中身は、どうなっているのだろうか。

「気になるなら、開けてみてよ〜はーやく!」

笑ったその顔は、太陽のように美しい。
それでも、開けようと。手は伸びない。
真っ黒い、宇宙のようなその箱は。
ただひたすらに、手の中にある。
贈られたプレゼント。
その、中身は。
果たして、どうなって。
いや、
それとも。

ようやく伸ばしたその手によって、
箱が開けられる。
外も、中身も真っ黒なそれは。
さながら、
自分の持つこの気持ちと似ているようで。
全てを、見透かした目をしている。

箱の、
贈り物の、
中身は。

12/2/2025, 9:33:08 AM

凍てつく星空

懐かしいな

星空、って。綺麗。

どんな想像をする?

輝く星
導く光
包む夜

それが凍てつくその時間。

それは、どこよりも。
誰より。

美しいと思った。

そう、
囁くように

11/30/2025, 10:28:15 AM

僕のとっての君、って。
なんなんだろうか。

クラスメイト?
隣の席の人?
友達?
親友?
きょうだい?
恋人?

それとも、
誰でもない。

君?

分からないから、
分からないまま、
分からないから、

紡げない。

だから、物語も。
始まらない。

君と紡げたら。
なんて、思うことも出来ない。

どうにも、
どうしようもない物であって。

可哀想な、

なのだから。

君と紡ぐ物語。
に、



を。
見いだせたら。
何か。
僕が、変われるのなら。

どうか。

Next