2/10/2026, 12:23:28 AM
花束
子供の頃、私にとって花束はピアノの発表会でもらえるものだった。
華やかで可愛い花束。
発表会用にドレスアップし、ヘアメイクまで施されている自分が、花束をもらうその瞬間は小さなプリンセス気分だった。
日に日に枯れていってしまうけど、マメな母が間引いたり、小さな花瓶に移し替えたりして、なるべく長く持つように工夫してくれていた。
大人になるにつれ、私の人生では花束をもらうことが少なくなったように思う。
大体思いだされるのは、送別会でもらう花束。
それだって嬉しいことには変わらないのだけれど、お別れの場面でもあるし、子供の頃のただただ華やかであった花束とはやっぱり違うと思う。
大学生の時、誕生日に連れていってもらったお店で、バラの花を一輪もらった。食事の間、テーブルに飾られていたもので、帰りに包んでくれた。
一輪なので、花束とは言えないのかもしれないけれど、とても嬉しかった。長く楽しもうと、持ち帰った後はドライフラワーにした。
2/9/2026, 4:00:43 AM
スマイル
「はい、笑ってー!」パシッ。
傘と合体させられた電球が眩しく光り、
私は思わず目をつぶりそうになる。
集合写真。
目を瞑ったり、変な顔になってしまった場合、
それが百数人の同級生に渡ってしまう。
「笑って」という言葉と裏腹に、緊張感が走る。