短編
言葉で表現出来ない、言葉に出来ないくらいの
膨れ上がってしまった気持ちを
溢れる気持ちと言うんだね。
僕は君に出逢えて良かったと本当に思ってる
毎日一緒にいて
話して、笑って、時には喧嘩して
時にはすれ違ったりして
色んな時間が思い出が積み重なって
ふとした時に気がつくんだ
君を好きになって良かったと
でもそれは言葉では表現しきれないんだ
僕にはそれがとても歯がゆくて
もどかしくなる時がある
これも1つの溢れる気持ちだね
なんてふとした時に口から零れてしまった
思わず口から零れた言葉は
君にも聞こえていたみたいで
そしたら君は目を丸くして
ちょっと首を傾げてから
凄くいきなりだね?でも
確かにそう言われるとそうだねなんて
僕の唐突な言葉に不思議そうにしてから
今更だねと言わんばかりに笑って答えてくれた。
また1つ僕の中に思い出の欠片が降ってきた。
またいつか同じ事を言う気がする僕がいる
でもまた君は笑って答えてくれるよね?
思わず溢れて零れた言葉は
いつか記憶の奥底に埋もれるだろうけど
僕の気持ちは、またこうして溢れて来る思う。
テーマ「溢れる気持ち」
短編
夜布団に入っても寝付けなかった
睡眠用オルゴールをいくつもかけて目を閉じたり
何時もなら眠れる好きな動画をかけても
何を何度しても眠気は一向に来なかった
僕は無理に寝るのをやめて
厚着の寝巻きの上に厚めの上着を羽織って
マフラーを巻いて玄関の扉を開いて鍵をかけて
ふらりとコンビニに行く様な気持ちで街へ
散歩に出かけた。
外はやっぱり寒かった
僕の吐く息は少しだけ白く見えた
ふと空を見上げたら 今日は曇りで
月も星も見えなかった。
近くのコンビニに入って温まろうと
ホットドリンクを1本買って
飲みながら、どうしようかと迷ったけれど
何となく今なら寝れそうな気がしたから
真っ直ぐ家に帰って
買ってきたホットドリンクは飲みきってしまったから
空の容器を手を洗うついでに洗って
ゴミ箱に捨てた。
布団に入ったらあっという間に眠気が来た。
実際は、そんなに遠くには出かけられなかったけど
夜の街は静かで、ちょっと怖くて、
昼とは違った感覚がして不思議だった。
テーマ「街へ」
短編
(未知)って単語を聞くと僕は
なんだかワクワクする
どうしてと聞かれると分からない
ただワクワクする好奇心なのかなぁ
それとも子どもの頃の様に戻ったみたいな
そんな気持ちになるからかもしれない
子どもの頃は何でも(未知)の世界だった
毎日が冒険みたいに楽しかった。
大きくなって
色んな事を知って、選ぶ事が増えて
今日は何処の道を通って帰ろうか
とか今日はどんな音楽を聞こうか
新しい事に触れてみたくなる
試してみたくなる
目には見えない無数の選択肢のある
人生の生きる道
未来の見えない可能性の道
誰かに出逢って話してみたり
何かに出会って緒戦したり楽しんだり
沢山の交差点に立って 立ち止まって
選んで楽しみたい
僕はこれを
(未知の交差点)と思っている
テーマ(未知の交差点)
短編
昨日僕は、君の家に泊まりに来ていた。
君は寝巻きの儘、寝惚け眼の儘玄関まで送ってくれた
本当は駅まで送ると言ってくれていたけれど
君が目がきちんと覚めるのも時間がかかるし
なにより僕が起きる時間が、ほぼ早朝の5時だったから
そんな時間に君を叩き起して、駅まで送らせる事に
僕は気が引けてしまった
それもあって僕は、いや玄関口まででいいと
僕の方から断った。
玄関口まで送ってくれた
君はやっぱり凄く眠そうだった
君は眠そうな声をした儘
(またね)と言ってくれた。
僕もつられる様に、それに(またね)と返した。
僕は君から言われる
(またね)が凄く好きだから
それが聞きたくて、泊まりに来てる所はあるかもね。
テーマ「またね」
短編
暑くて仕方なくて昨日近くのコンビニで買った
炭酸飲料。
家にもストックが欲しくて2.3本買った内の1本を
今日は出掛けのお供に持ってきたんだけど
時間が経つにつれて、中身の飲料の量もそうだけど
外気温に触れてどんどん温くて美味しくなくなって
しまった。
でも喉は乾くから仕方なく炭酸を飲むんだ
だったら自販機で買えばいいと思うのに
その炭酸飲料は僕と無口な君の好きな味だから
何となく捨てられないからあと少しを飲みきる。
温いのを分かってて君もこの炭酸飲料を消費するのを
手伝ってくれている
無口でぶっきらぼうだけれど優しい人。
僕は夏の暑さと一緒に心音も上がった気がした。
テーマ「ぬるい炭酸と無口な君」