毎年毎年何で着なくなったのか分からない服が出てくるのは何故だろう(笑)?
それにしても、こうも気候が変動して日ごとに暑くなったり寒くなったりすると、〝衣替え〟なんて行事みたいにやる必要が無くなってる気がする。
大きな家のウォークインクローゼットみたいに、オールシーズン服を下げておけるスペースがあればなぁ。
END
「衣替え」
ライブで歓声を上げる。
カラオケで熱唱する。
譲れない何かの為に怒りの声を上げる。
戦う誰かを応援する。
恐怖に駆られて叫ぶ。
私にはどれも縁が無い。というか、どうもそういう事をしたいという衝動が起きない。
応援上映とか、絶叫上映というものにも興味がわかない。そういえば、ジェットコースターに乗っても「楽しい!」「怖い!」「気持ちいい!」と思ってはいても言葉は出なかった。
変に引きつった声を上げていただけだから、傍から見たら奇異に映っただろう。
喜びや、楽しさや、怒りや、恐怖。
感情は確かにあるのに、それを発する言葉が、声が出ない。
声が枯れるまで、心のままに叫ぶ事が出来る人が、少し羨ましい。
END
「声が枯れるまで」
雨、という歌があった気がする。
でも本当は始まりなんて、全てが終わった後でないと何が始まりで、何が始まったのかなんて分からないと思う。結局やり直しが出来ないところまで進んで初めて、人は何かが始まっていたこと、そして終わりがやってくることを知るのだ。
END
「始まりはいつも」
すれ違い、通り過ぎ、気付いて振り向いた時、運命は動き出すのだろう。
彼にとっての運命は、たった一人だった。
多くのすれ違った人にとって運命だった彼も、たった一人の為に狂わされた一人だった。
叶わなかった思いは、満たされなかった未練は、澱のように降り積もる。
狂わせて、狂わされて、運命になれなかった喜劇と、運命になってしまった悲劇を見つめながら、思いの欠片は降り積もる。
暗い暗い湖は、こうして閉ざされてゆくのだろう。
それだけの、話。
END
「すれ違い」
やけに高い青空を見上げた。
飛行機が一機、西から東へ横切っていく。
白い線が大空のキャンバスに描かれる。
何故か涙がこぼれた。
END
「秋晴れ」