「君と紡ぐ物語」
ふと思い出したんだ
君はちゃんと話してくれた
ずっとひとり温めてた夢を
震える手を抑えながら
君とふたりでどこまでも
喜びと不安を分け合って
少しずつ重ねてった日々も
ずっとそばに居てくれた
君がひとり遠くで泣かないように
暗い足元照らす灯火でいるから
君は君の思う歩幅でほら
恐れずに踏み出して
見上げた空は同じはずだ
夕焼けは永遠だった
時間は忘れたことにして
暗くなるまで話した帰り道
何度も電車を見送って
気づけば遠くぼやけていた
君の背中に手を伸ばすよ
忘れかけてた約束を
もう一度紡ぎだす
君の笑顔はあの頃のままで
幼気な表情も話し方の癖も
「待ってたよ」
「遅くなってごめんね」
あの日描いたふたり
今ここで交わり合ったの
いちょう並木駆けた朝
隣合うふたつの影
根拠の無い大丈夫の言葉
抜け出した見た屋上の空
朝まで語った夢も全部
きっと繋がる
君が初めて夢を語ったとき
真っ直ぐな目が私の胸を貫いた
紛れもなくあの日から始まったの
何ものにも変えられない
ふたりの物語
きっと私たちならやれるよと
無邪気に讃え合った日々が繋いできた
また会いたいと強く願うことで
実った夢の続きを
また君と叶えていくよ
「失われた響き」
少し目にかかる前髪の
隙間から何を見ているの
何一つ知らなかったあなたに
わたしは恋をした
私の中にできた大きな
傷跡をいつしかあなたが
何を言うでもなくその手で
優しくそっと塞いでくれたんだ
初めての帰り道 あなたの左側
胸が苦しくなる
赤なんて選べなくて
ピンクのリップを着けた
少し背伸びをしてた
教室の窓から眺めた
校庭のフェンス越しに
聞き覚えのある声がしたんだ
あぁ会いたいな
気づけば彩り代わる季節
心は追いつけないまま
確かに時だけが流れてく
あと少しそばにいさせて
いつもよりちょっと着飾って
ヒールなんて履いてみても
上手く歩けない
私の1歩があなたの半分だったとしても
それでもいいかな
教室の窓から眺めた
校庭のフェンス越しに
見覚えのある熱い背中が
心を締め付けてく
少し目にかかる前髪の
隙間から何を見てきたの
何一つ知らなかったんだ
何を思い何を見て生きてきたの
教室の窓から眺めた
校庭のフェンス越しに
聞き覚えのある声がしたんだ
あぁ会いたいな
目が回ってフリーズ
動けないもう無理です
もがくほど心は沈むのなら
力を抜いてただ浮かんでいたい
ちょっと休憩 再起動しよう
「夢追い人」
あなたはあなたの道を
私はわたしの日々を
歩いていく 紡いでいく
時間を忘れて語り合ったあの日が
軌跡を繋いでいく時間だったんだと
心からそう思える
そんな日が来るかな
あらゆる色の交わる世界で
あなたと私それぞれの輪を描いている
あなたの生きる場所で
私の戦う場所で
見上げれば同じ空を見てきた
それは明日も変わってはいかないでしょう
ふたり交わるその時を
私はここで待ってる
いつからだろう恐れていた
口ずさんできた未来さえも
溢れていく そして失っていく
見えない自分を追うのはもうやめた
言い聞かせてきた涙が重なり
零れ落ちた雫を振り払わないこのまま
あらゆる糸の交わる世界で
あなたと私引き合ったその奇跡を
そっと胸に抱いて
ひとり夜を超えていくよ
涙で溢れる夜があるなら
この手で拭って抱きしめる
でも知らぬ間にずっと君は
戦った傷も涙の跡も
自分で拭っていた
あらゆる色の交わる世界で
あなたと私それぞれの夢を描く
あなたの輝く場所で
私の輝く場所で
見上げればいつも言葉があった
その全てを忘れたりしないでしょう
二人交わるその時を
私はここで待ってる
「夜と月とそれから星」
君と僕は太陽と月みたいに
一人でも生きていけるような顔で
空に浮かぶけど
本当は夜と月のように
君の中でしか光れないほど
僕には本当は何もないのさ
たとえ二人寄り添える時間が
少なくたってその分だけ
大事に光れるから
誰かの真似じゃなく
そのままの二人でいたい
君の広い腕の中で初めて泣けたから
君が朝焼けを忘れてしまったなら
僕と共に見えない星の渦に染まろう
強がりと優しさが混ざり合って
溶け出す頃雲がかかって
よく君が見えなくなった
いつかねその時に
そんな言葉が増えていって
でも君は僕との未来を願っていたんだね
鮮やかに彩る夜の海で
すっかり僕は 息継ぎさえ忘れて泳いでいた
君が本当の君を初めて知れた時
一番星が落ちてきたって
悲しそうに笑ったから
僕は雲を越え 君の夜を照らすためならば
今度はおとなしく君の星になる
僕もそう思ったよ
言えるはずもないけど
もう知ってるよ君の優しさは
作ったもんじゃない ずっとそうしてきたこと
消えない思い出は
もう沢山散らばっている
古くなっても見えるように
変わらずここで光るから
君が朝焼けを忘れてしまったなら
僕と共に見えない星の渦に染ろう