イルミネーション
「綺麗ですわねぇ」
「オバケの死骸が焼けてる風景とかじゃなければな…もっと平和な光景で言いたいなそれ」
「我儘ですよ尾上君、残業で残ってる方が1人もいない状態でこの焼け野原が見れるんですからこれで満足してください」
「言っちゃったよ焼け野原って」
「燃える赤が綺麗でしょうゆらゆらしてて。人は炎が燃えている所を見ていると落ち着くと石蕗も言ってました」
「ものには程度があるぜお嬢、暖炉とか焚き火とかの話だろそれ」
「大は小を兼ねると言いますから」
「これ俺が我儘かな…」
「人には好みがありますから仕方ないですよ」
「俺の好みの話になってる……」
「私はこのくらいの方が好きです、暖かいので」
「そう言う問題!?」
もはや風景に求めるものじゃねぇ。
俺は昼間の…お化けがいない場所がいいな、と思ったけど大抵何処かしら誰かしらが死んでいる。いない場所の方が無いだろう。
神社とかが1番いない気がするが。
昼間の神社が1番好きです。
オバケいないから。
いや俺もお嬢のこと言えねぇな?
でも安全って大事だろ。
「俺は危なくないならなんでもいいや…」
「情緒がありませんわよ」
「オバケの死骸が燃えてる風景のなか情緒も何もないだろ」
俺もいつかお嬢くらいオバケ対処術を身につけて、柳谷邸を出て行く時。その時やっと目の前の風景を美しつ思えるのかな、なんて考えたりしていた。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
物事を楽しむためには精神的余裕が必要という話。
あいをそそいで
枠だけ失礼します!
こころとこころ
「知る、知ろうとする、というのが大切だと思います」
「……それが俺の護衛とどう関係あんの」
「どう足掻いても私は四六時中貴方のそばにいますわ。それこそお手洗いと就寝時以外」
「それで?」
「赤の他人がずっとそばにいる、というのは精神的にかなり負担があるのですわ。なので多少は打ち解けられればと」
「は。親しくねぇ奴の護衛は嫌って事かよ、お嬢様」
「私はお仕事であればどんな方の護衛も務めますけれど」
「ならなんでもいいだろ、よろしくな」
「うーむ、難攻不落ですわね……」
まだそんなに親しくないころ
この後おばけフルコンボでお嬢に助けられて
もしやグルでは…?と疑ったり疑いを晴らしたりで親しく?なる
なんでもないふり
枠だけ失礼します!
なかま
「なぁ蛸嶋くん推しとかいる?この中で」
「いたらつるむ位の関係性でそれ聞くんかい挑戦者か…?」
「お嬢推すと石蕗さんのちょっとこわい目線がもらえるよ」
「ファンサとかやあらへんぞそれは」
「いーからいーから、ほらこないだ撮った集合写真あるから」
「なんやねんこの微妙に易いノリ…」
「俺とお嬢と五月くんとたまたま出会ったユー○ューバー」
「そいつこの間迷惑系で通報されてたやつやん」
「まじか…」
「あとお前なんか連れてきたやろ肩が重いねん」
「実は古本市で買った本が」
「……本が?」
「ちょっとお嬢に言いづらい本だったからここに隠させて」
「石蕗さんとかに言えや!!!!」
「だって恥ずかしくて!!石蕗さんからお嬢に伝わりそうじゃんやだ!!!」
「受け止めぇや!!諦めろや!!」
「同じ男でしょわかってよ!!」
「うるせーー自分の命と気まずさ天秤にかけたら命を取れや!!!」
「思春期のプライドは繊細なんですーー!!」
その日のうちにお焚き上げした。