2/15/2026, 12:35:09 AM
下駄箱に目を向けても、自身の上履きしか入っていない、なんて状況は、今年で15年目である。
高校デビューなんてできやしなかった。まるで中学生の時の変わらない。
放課後の香りが鼻腔をかすめる。
そろそろ帰らなければ、塾に間に合わない、そう思って急いでスクールバックを背負った。
急ぎ足になりながら階段をおりる。
1年生のクラスは4階、運動部でもない僕にとっては重労働だ。
やっとついた。と一息ついてから、朝と同じように自分の下駄箱を見る。
だろうな、と思った。上履きしか入っていないからである。
痛くなるような寒さに身を震わせ、僕は帰路に着いた。
ちなみに、まだロッカーの中は見ていない。