凍てつく夜を越えて目が覚めれば雪景色
君が走った青い芝生も今は君みたいに一面真っ白

君はもう走らない

でも　君の妹は走る　

雪の妖精のように

「スノー」

走り終えた先には君が安らげる場所が用意されていて君を愛する人たちもそれを心待ちにしていたのに
あまりの神々しさに神様が早く手元に置きたくて君は逝ってしまった

あれから7日

君の妹が同じ場所を走る


「夢の断片」

愛すべき白馬の一日遅れの初七日に

どんな場所に行っても君は一生懸命走って走って
たくさんの人に愛されて最期は天に愛されて連れて行かれてしまった
暗くなった砂の上を走る君のまっしろな体を
静かに月が見ていた


「君を照らす月」

とてもとても悲しいお別れがあった

会った事もなく画面越しや写真だけで勝手に応援していたかわいい白い男の子

頑張り屋さんで一生懸命でやっと報われて安らげると思ったのに突然天に連れていかれてしまった

彼が遺してくれたたくさんのあたたかい気持ち
多くの人へ与えてくれた癒やし

それは緩やかな陽の光のようだった


「木漏れ日の跡」


愛すべき白馬へ

世の中にはわたしの想像が及ばないレベルの人間がいて不愉快を振りまく
最後くらい悪意をばら撒かず綺麗に消えたらいいのに
でもわたしの世界に不必要なモノはちゃんと消えていく
必要で大切な事だけ考えて進めばいい


「そして、」