#秋晴れ
二人の間を吹き抜ける風は
少しだけ心を掻き乱し
高く澄み渡る空へ流れてゆく
口に出せない思い
言葉にならない感情
手を伸ばせば
その手はすぐ隣にあるのに
繋げなくて…
鮮やかに彩りを変えた景色の中に
届けたい言葉を拾い集め
そっと呟く秋空の下
人は誰も読み人知らず
#忘れたくても忘れられない
あの街はどうなってますか…
だいぶ様変わりしたでしょうか
あの街は私の故郷だけど
しばらくご無沙汰しています
あの店はまだやっていますか…
あなたと良く海を見た丘の上のカフェ
今でもあの夕暮れの景色
覚えてる
そしてあなたの笑顔も
もう帰ることもない場所
あなたもわたしも思い出が
シルエットになってあそこに座ってる
好きだけじゃどうにもならなかった恋
あなたは大人で私は子供過ぎた
それでも本当に大切な人だったから
サヨナラしたの
あなたがいた
私がいたあの煌めいてた場所
歩けない 帰れない
キモチが溢れそうで…
笑ってよ 叱ってよ
夢の中だけでもういいから
#やわらかな光
焼けつくような夏を抜けて
黄金色の秋の陽射しが
自然の彩りを染め替えてゆく
微かに白い季節が近づく
気配がする
頬を冷やす風
人は何故か足早になる
人混みの中で色を失い
言葉を失くして
置いてけぼりになった私を
涙で行先が見えなくなってしまった私に
あの日 包み込むように
私の周り(世界)の色が変わった
穏やかで愛おしいと思えるほどに…
あなたの心地よい言葉に照らされて
また私は前を向いて歩いていける
#鋭い眼差し
生きることは
容易くはない
思いもよらぬ
言葉の礫
心無い仕打ちが
自分に向けられる時がある
どうして?
そんな思いにかられる時もあるだろう
誰も信じられない…そんな日もある
でもそんな時こそ
一旦 自分を見つめ直して
少しだけ厳しめに
そして歩み寄る方法を探してみよう
自分が穏やかに生きてくために
その苦しみから少し
離れられたならその時は
自分を思いきり甘やかしてあげよう
鏡の中 あなたを見るあなたは
どんな目をしてるの
#高く高く
澄み渡る空に
投げた言葉が吸い込まれてく
返らないこたえ
待つことなんてとうに諦めてる
流れる季節を追いかけて
止まらない時間に追い立てられて
時には俯いてしまうけれど
時折 聴こえる風の囁き
光の揺らめきに顔を上げれば
なぜかこたえが聴こえた気がして
口もとがほころぶ
今日の空は私のキモチを
優しく撫でて目指す明日を声高に叫ぼう