来週は甥の誕生日｡プレゼントはもう用意してある。
ふと思った。甥は高校生で部活があり、帰るのがいつも遅い。私が仕事帰りに届けに行ったとしても、果たして会えるのだろうか？
会えなかったら、彼の母親(つまり私の妹)に渡してもらうか、部屋の前に置かせてもらうか、まあ方法はその時に考えよう。
お互い都合や事情があるから仕方ないのだけど、やはりプレゼントは本人に手渡しが良いな。

　｢手のひらの贈り物｣

雨なら降る音が聞こえるけれど、雪は静かだ。
しんしんと降る、とはよく言ったものだ。
静寂に包まれて、今日も1日を終える。
明日は、銀世界が広がっているだろう。

　｢雪の静寂｣

君が見た夢の中に、僕は出てきたかな？
…なんて、そんなこと無いか。

　｢君が見た夢｣
　　　　　　　

手をつないだ時の暖かさ。
抱きしめられた時の暖かさ。
安心していたはずなのに。

そのぬくもりの記憶が無くなっている。
時間が経って、記憶はどこへいったの？

　｢ぬくもりの記憶｣

今年も、指先が冷たくなる季節がやってきた。
手のみならず、足までも。
手はこすり合わせることが出来るが、足はなかなかそうはいかない。
よく、CMで足先が温まる靴下、なんてのを見るけれど、私にとってどのくらいの効果があるんだろう｡
とにもかくにも、嫌な季節だ。手袋やモコモコの靴下で冬を乗り切るしかないか。

　｢凍える指先｣