文章力のない人

Open App
12/2/2025, 4:24:52 PM


いつからか
年に一度、純粋な子供にだけ現れるあの人が
私の前に出てきてくれなくなった。

現実ばかりを見すぎて
目の前の幸せにも気づけない私には
もう贈る物なんてないらしい

12/1/2025, 3:40:52 PM

凍てつく星空

どのくらい時間がたったのだろう。

私の頭上にある星々は
そこから1歩も動かず留まっている。
まるで凍っているようだった。

学生特有の悩みは晴れず、
空ばかりが晴れるこの世界にうんざりしていた。
考えすぎだと言われても
考えなければ死んでしまいそうで怖かった。

けれど夜だけは私の味方だった。
誰にも邪魔されず、ただ静かで暗くて
凍てつく星空だけが私を包んでくれる。
もう一生朝なんて来ないんじゃないかと思えた。

しかしそんな夜も呆気なく終わるらしい。

11/20/2025, 2:41:55 PM

見えない未来へ

過去はいつでも明るかった。
今とは違う輝きをもっていた。
1度手にしたはずなのにどうしようもなく羨ましい。

そのくせ未来はくだらない。
見えもしないし分かりもしない。想像なんて出来やしない。なのに拒むことすら許されない。
こんなものの何が明るいんだ。何に夢を見ているんだ。

見えないものに期待して、見えないものを夢見るのもいい加減にして欲しい。
見えない未来に飛び込む勇気も興味も私にはない。

11/16/2025, 11:05:47 AM

君を照らす月

ただただ君を照らせるようになりたい。
僕といる君がいちばん綺麗だと言いたい。

そんな役目を1番に奪ったのは月だった。
あぁ憎らしい。
君のとなりは僕であるべきだったのに、
月は毎晩君を照らすんだ。
君を照らす月はどこか得意げに見えて、
落ち込む僕の傷に塩を塗る。

僕が照らすはずだった君の横顔は、
月明かりによって悔しいほどに輝いていた。

11/15/2025, 3:25:03 PM

木漏れ日の跡

あの日、私たちは木漏れ日の下に全てを埋めた。
こぼれる光に自らを託すように
そしてできる限り輝くように。

こんな私たちでも木漏れ日の下では輝けた。
木の上のもっと広い世界に飛び立つことを夢見た。

けれど世界は残酷だ。
私たちが目指していた1番遠く大きな光源は
私たちを置いてずっと先に進んでしまった。

私たちは木漏れ日の跡に取り残された。
欲に負け、努力もせず他人の力で輝こうとした罰だ。
この先の私たちは、もう一度光源が歩む道に
重なり合うことだけを願う愚鈍で盆暗なものである。

Next