6/15/2025, 3:40:42 PM
お気に入りのモノほど無情にもよく割れる
逆に特に気に入ってないモノは意外と長持ちするように思える
遺跡から完全な形で出土する器は、当時から数百年数千年、全く気に入られなかったものの数々なのかよとぶつぶつ言いながら
割れた破片を半泣きで片付ける
: マグカップ
6/11/2025, 2:11:13 PM
思い返すとその日はいつもサラッと晴れていた
一生懸命、泣くのに耐えているとき
空は必ず青いのだ
もう二度と会えないという時に限って
毎回、晴天のもとで見送った
見送られる側がそう望んでいたかのように
そしてしばらく経ち、少し落ち着いて
やっと泣けた日に限って雨垂れの音が
無性に気になるのだ
: 雨音に包まれて
6/10/2025, 5:11:29 PM
製品は
作られた理由と目的を必ず一つ以上持っていて
なぜその形を維持しているのか
そこに至る過程にも明確な根拠がある
手にとった私たちはモノが纏うその物語を
必ずしも意識しないまま
長く共に暮らした思い出などもいつかモノの一部となっていく
ある時ふと芸術作品でもないそれらを美しいと感じるのは
その物語部分を愛しいと気付いてしまうからではないのか
: 美しい
6/1/2025, 1:25:07 PM
記憶が徐々に消えてゆくさまは
顔を合わさないまま縁がうすくなってゆくさまは
体を失ったたましいは
こんな形なのではないだろうかと
水たまりがゆっくり消えてゆくのを
ただ見てる
: 雨上がり
5/30/2025, 5:37:40 PM
物語を続けるためのエネルギーがほしい
もしくは少しでもマシな理由が
そこに居てもいいのだと思えるだけの力を
智慧や記憶や思い出でも構わない
動力炉に焚べる何かを
: まだ続く物語