心の内外の美しいものを護り
路を定めるための破壊は
湧水が川となり海に達するまでに幾度も洪水を起こす様にとても似ている



: 心の旅路

反射した薄明りはいつも微かな青色をしている
静かな夜は心の声が聞こえないようにヘッドフォンの音量を上げてEDMを流す



: 雪明かりの夜

「受け取る愛は与える愛に等しい」(Paul McCartney)は単にキャパシティの話なのかもしれないけど

最初から与えてもらったあたたかい何か
わたしが受け取ったそれらは将来 誰かをあたたかくできるだけの熱量を持ち得るだろうか？



: 遠い日のぬくもり

和蝋燭は
風がなくても炎が揺らぎ
多少の風に曝されても炎は消えず
夕陽色の炎は木蝋の他に微量のたましいを燃料として燃える



: 揺れるキャンドル

往生際がわるいといわれても
ずっと心の片隅に引っかかっているそれは
忘却の海に沈まないだけの強さで
いつか役にたつ時が来るのかもね



: 心の片隅で