外観と看板にひかれて何気なく入った喫茶店
懐かしい雰囲気の落ち着く空間
ソファに深く座りコーヒーを注文した
普段なら即座にスマホに手を伸ばすとこだけど
凝った内装に目を奪われ、流れる音楽に耳を傾ける
思い思いに時間を過ごし
他人に意識を向けない空間が広がっている
重厚な扉一枚隔てて、喧騒から解放された異空間
目の前におかれたコーヒーに手を伸ばして
カップから手に伝わる熱さが深部に響く
コーヒーを運んできたマスターに
私が今どんな気持ちでいるか
心の内を見透かされたのではと一瞬ひやりとした
街中で行き交うさまざな人をみていると
他人からみて幸せそうな自分になりたいと
無性に思うときがある
何が幸せで、満たされているかどうかは
自分の感じ方ひとつだろうに
154:とりとめもない話
この季節特有の張りつめた空気が
寒空でこそ輝きを増すイルミネーションを盛り立てて
見るものの体感温度までも上げてくれるよう
名所じゃなくていいの
帰り道、街角の樹木に光るイルミネーション
この位の灯りが心地いい
153:イルミネーション
何でもないフリをして
なんなくやり過ごせたことを
ありがたいと思う時もあれば
何でもないフリをしつつ
どこかで気づいてほしいと思ってる
ひとの心の難しいこと
151:何でもないフリ
仲間だよね
仲間なんだから
目的や趣味、環境を共にする同志の結束を深める言葉
でもときに
ひねくれた見方かもしれないけど
この言葉で相手を都合よく縛ることもできる
状況や使い方で「仲間」の意味は変化する
今、君の周りにはどんな仲間がいますか?
150:仲間
別に夢見てたわけじゃないけれど
大人になれば
当たり前に結婚して
だれかと「夫婦」になると思ってた
そんな子供の頃がなつかしい
中身のない「夫婦」になるくらいなら
形式にはとらわれなくてもいいのかな
なんて強がりにも聞こえそうなことを言ってみる
互いのテリトリーを尊重しつつも、
ともに生きられる人に出会えるのなら
とても素晴らしいことだ
だけど そうでなくても
自分の人生はきっと素晴らしいものだ
そう思って、明日からも生きてみる
146:夫婦