私には鬱病の友人がいる
彼女とはSNS上で知り合った
とあるゲームから交流が始まり、今では色々とお世話になっている
もっとも、実際に会ったことはない
彼女の過去について全てを知っているわけではない
むしろ知らないことの方が多いだろう
デリケートな話ではあるのでこちらから聞くわけにもいかない
だがまぁ、色々あったらしい
彼女はよく自傷行為をする
腕を切り、太腿を切る
血に塗れた手足を裏垢にあげているのを何度か見かけた
痛々しく、神々しく、羨ましかった
そう、羨ましかったのだ
私には、一種の破滅願望がある。ような気がする
断言はしない。できない
だが私には、この空虚な社会をまともに生き抜くための真面目さを、残念ながら持ち合わせてしまっている
破滅願望と、それを嘲笑う真面目さに擦り潰され摩耗していく
だから、自らを傷つける彼女らが羨ましい
どうしてそんなことができるのか
どうしてそんなことをしてしまうのか
どうして生きていられるのか
私も、彼女を真似して手首を切った
吐くほど安酒を飲んでみたり、タバコも吸い始めた
でも、苦しいだけだった
どうして、君たちはこんなことをするのだろう
私はただ、その「どうして」を知りたいだけ
どうして
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色々と影響を受けてしまって、愚痴というか、私事の内容になってしまいました。
明日からはもう少し綺麗なことを書きたいです
ありがとうございました
半透明の朝
私はベッドから身体を起こし、カーテンを開ける
太陽の光が優しく私を貫く
目が眩み、思わずカーテンを閉じる
世界一優しい拷問だと思う
そう言えば、今日は何か楽しい夢を見た
気がする
内容なんて忘れてしまった
感情の残滓だけが心に存在する
夢は、記憶の想起だという
今日見た夢も、私の記憶の継ぎ合わせなのだろうか
私の自伝、ドキュメンタリー、走馬灯
記憶のパッチワーク
まだ登校の時間まで余裕はある
暖かい布団が口を大きく開けている
そんな誘惑に勝てる私ではない
さて、もう少し夢を見てたい気分だ
夢を見てたい
外環道のような永劫回帰で
私たちは運命付けられていた
対向車のヘッドライトが
脳を揺らす
等間隔の路灯が
2人きりの孤独を照らす
流行りの音楽など知らないからと
爆音のシューゲイザーを流す
歌詞の意味なんてどうでもいい
沈黙が怖かっただけだから
何もない
繋がりも慈しみも愛おしさも
何もない
ただ、左隣に君がいる
ブレーキライトの赤に照らされた君の顔は
何を考えているんだろう
何を思っているんだろう
僕を愛しているのだろうか
音量を上げる
君の言葉が怖いから
聞こえてしまったら、終わりな気がするから
知らないふりをする
ずっとこのままでいたい
ただ、君の存在を隣に感じていたい
ただ、君と最後まで一緒にいたい
ただ、そう、それだけなんだ
ずっとこのまま
ベランダから、星が見える
都会とも田舎とも言えない中途半端な町
明かりもそう多いわけじゃない
だから、意外と星が見える
タバコに火をつけて、空を見上げる
どれが何座とかわからない
唯一知っているのはオリオン座
あれがベテルギウス。あれがリゲル
あれが......オリオン大星雲......たぶん
タバコを持つ手が悴む
寒さが身に染みる
でも、もう少し星を見上げていようかな
もう少しで手が届くかもしれないから
寒さが身に染みて
お酒が飲めるようになる
タバコが吸えるようになる
それでも君は変わらない
永遠の中の1秒、1分、1時間、1日、1月、1年
歳をとったとて、君の何が変わるのだろう
太陽が東から昇り西へ沈むように、君は変わらない
失敗して謝って落ち込んで
傷つけて自棄になって死にたがる
そんな君が愛おしい
おいていかないでね
20歳