「透明」
今日は、二人で山登りをしたり、川に行ったりしてリフレッシュした。
川に入って君は、「冷たいー!」と叫んだ。
「そうだね。冷たい!」
彼女が、「ねぇ!ここの川の水が透明で綺麗だよ」
と言った。
僕は、彼女の隣に行き、水を手ですくってみた。
「ほんとだ。透明だ」
「私、この水みたいに透明になりたいなぁ」
と小さな声で独り言をつぶやいた。
「そうなの?」
「あれ?私、声が出てた?」
僕は頷いた。
「その理由は、また機会があったら話すよ」
君は笑って言った。
君が独り言を言っていた時、今にも消えて、透明になってしまいそうだ。僕が君を支える事が出来たらいい。と僕は思った。
「理想のあなた」
進路の事で親と喧嘩をして落ち込んでいる私に、彼女は言った。
「あなたは、あなたが思う、理想のあなたを目指せばいいんだよ」
「そうかな」
「うん!そうだよ!」
「アドバイスありがとう!」
「うん!」
彼女の言葉でポジティブに考える事が少しずつ出来るようになるかもしれない。理想の自分を目指したい。と私は思った。
「突然の別れ」
涙がポタポタと落ちた。
もう君には会えない事がすごく寂しい。
突然の別れは受け入れられない。
辛いよ。
君ともっと話せば良かった。
後悔だけが残っていて消えない。
君の笑顔を思い出すよ。
君の事を忘れないよ。
「恋物語」
高校生の私は、サッカー部の彼を一目見た時から、好きだ!と思った。彼に一目惚れしたのだった。彼を目で追いかける事が多くなった。
「君、いつも僕の事、見てるよね?」
ある時、彼から話しかけられた。
「ごめんなさい。迷惑でしたよね?」
私は頷いた。
「いや、迷惑じゃなくて、えっと」
彼は口ごもりながらも言った。
「僕も君の事を見てた。いつの間にか、気になってた。君の事、好きだって自分の気持ちに気づいた」
「えっ?!それは」
私は目を開き、驚いていた。
「僕、君の事が好きです。付き合ってください」
「はい。私、君に一目惚れした日から君の事を目で追っていました。こちらこそよろしくお願いします!」
私と君は、恋人になった。今は胸が幸せでいっぱいだ。これは私と君の恋物語だ。
「真夜中」
私の両親が海外に赴任する事になり、大学1年生の私が日本で1人でなる事を心配した心配性な両親が、幼なじみの家族に頼んで今は、大学2年生の彼と暮らしている。
「眠れないなぁ」とつぶやく。
ベッドには入ったが、目が冴えている。思い切って起きてお茶でも飲もうか。と思い、起き上がった。
私は自室を出た。
リビングの部屋の電気が付いている。24時を過ぎて彼は寝ているはずなのに、誰がいる。
ドアを開けた。
「やぁ、寝れないの?」
「びっくりした!」
パジャマ姿の彼がいて、お茶を飲んでいた。
「幽霊とかでも思った?」笑いながら彼は言う。
私はうなづいた。
「君も寝れないの?」彼に聞く。
「うん」
「私もお茶飲みたいな」とキッチンにいる彼に駆け寄る。
彼は、お茶を淹れてくれた。
「お茶、美味しい」
「それは良かった。新発売していて、君が好きそうだなぁって思って買ってみたよ」
「ありがとう」
「いえいえ」
「外を見ると、月が綺麗だよ」と彼が言う。
「ほんと?そういえば最近月をみていないなぁ」
私は窓を開けて、彼と二人でベランダに出た。
「ホントだ!月が綺麗だね」
「そうだろう?」
彼は、笑っていた。
真夜中に空に浮かぶ月は綺麗だった。
私は隣にいる彼に今なら言えると思った。
私は深呼吸をして言った。
「私、あなたの事が好き」
「うん、ありがとう。俺も君の事が好きだよ」
私達は、その日、恋人同士になった。
もしかしたら、真夜中の月は不思議な力があるかもしれないと私は思った。