2/3/2026, 9:30:53 AM
指のどれかに触れた
花に感心を持てない
あの日は
となりに君がいた
笑顔を輝かせるかぎり
摘み取ることはゆるされない
勿忘草
哀れな男
いつかの孫にも聴かせやしない
繊細さに誠実さと誤認を持たせ
【勿忘草】
2/1/2026, 7:48:19 AM
もう十五年ほどになる。
仕事か付き合いか、なにかの成り行きで入り込み、漫然と生活するうちにもう十五年ほどになる。
橋の上から見る夕日も数分後には落ちること。
明日の早朝に巣の中の小鳥が鳴くことを知っている。
慣れの怖さ、それは後にやってくるものでなく、中途に存在していること。気が付かなければその後に繋がり、意識しなければ事故に繋がる。
年月に轢かれ続けていることを知っている。もう十五年ほどになる。
レールを外して、敷きなおすこと。レールを外して、進行を妨げること。どちらも事故に繋がることを知っている。
【旅路の果てに】
1/30/2026, 9:47:22 AM
言いかけるくらいなら 最初から明かさないでいて
普段のあなたの伝えかた 口振りがまったく違うもの
筆記体にまかせてしまうなら 普段の声色に込めて
ことばに詰まるくらい本気なら
わたしから抱きしめてあげるから
【I LOVE...】
1/28/2026, 9:48:33 AM
つらら
ぽと
ぽた
溶けてゆくよう
強さ
弱さから
生まれる温度
突き刺さった痛いところに
傷痕のこり情けを想う
時間おいて
含む白湯
繋いでゆけと骨沁みる
【優しさ】
1/27/2026, 9:48:29 AM
延々 よるのさかいめ
雲隠れラジオの放送局
よいこのみなさんこんばんわ
眠れぬ過去をお過ごしでしょうか
何事も背をまるめれば
ほしぞらは遠くで無限にまたたき
暮らしは常日頃と綴るでしょうか
真摯に明日をお迎えいただき
謙虚なお便りご自愛ください
深々 よるのふれこみ
午前0時をお知らせします
【ミッドナイト】