おもてなし
足の急ぐ帰り道
今日はあなたがやって来る
何の飲み物を飲むかしら
お菓子は何を食べるかしら
机を右へ左へと拭き考える
お気に入りのお菓子があった
机に並べあとは待つ
ピーンポーン
呼び鈴はいつもより大きく聞こえ
私からあなたへの最大のおもてなしが
今始まる
消えない焔
あの人の心にはいつも
綺麗な焔が灯っていた
真っ赤で音を立てていた
消えない焔が欲しかった
私の心にある焔たちは
色々で静かに揺れる焔だけ
だから欲しかった
あなたの消えない心の焔が
終わらない問い
問 ) 人間は何のために生きてるの
なんのためでもない ( 答
問 ) 何のためでもない人生をなんで生きるの
生きているから ( 答
問 ) なぜ生きているの
人間として生まれたから ( 答
問 ) なんで生きる道しかないの
周りがそれを望むから ( 答
問 ) 生きてる意味はあるの
ないよ ( 答
揺れる羽根
教室に響いた羽音
振り向いた先には
天使がいた
本体が隠れるほどの羽根
触ると壊れてしまいそうな羽根
天使のようなあなたは美しく魅えた
あなたは自分を『 化け物だよ 』と言った
窓から入り込む風が羽根を揺らす
『ね、化け物だったでしょ』
そう言うあなたに魅せられた
〇 無人島に行くならば 〇
『
『 貴方を連れていきたい 』
』
なんて
キザな言葉は
僕の我儘になるのかな
それでも
それでもね
貴方といたい思ったんだ
こんな僕となんて
貴方にとっては迷惑だよね
わかってる
わかってるんだ
だけど
僕は貴方が好きだから
どうしようもなく大好きだから
僕の我儘でも
貴方を連れていきたい
無人島に行くならば