一輪のコスモス

一輪のコスモスを贈るね
それは 言葉より確かなメッセージ
秋の陽だまりに想う
私の真心 どうか届いて
いつも笑っていてね

秋恋

すっかり涼やかになった風に紛れて聞こえた あの人の声
恋が始まる予感がする
赤く染まる頬
一つ一つ重なる思い出は落ち葉のように
そしてわたし達はキスをした

愛する、それ故に

君を愛する それ故に
背を向けたのは私
引き止めないで
貴方には居場所があるから
光が似合うから

静寂の中心で

星も月も息を潜めた夜
その耳鳴りがするほど静かな夜に
君の名前をぽつりと呟いた
一瞬だけ世界が息をした気がした

燃える葉

燃えるように紅い葉が 茂り青空を染める
一枚 また一枚と散っていく
まるであの日言えなかった言葉のように
次の春を夢見て