お菓子メーカーで働いてた頃、百貨店に配属が決まって、毎日がキラキラしていた。
あの百貨店の、なんとも言えないキラキラは、ハロウィンが過ぎるとクリスマスに向けて更に華やかになった。
その時の夢をたまに見る。
ケーキのショーケースを開けて、トングを持って、ケーキを慎重に箱に詰めている……箱を閉じてラッピングのリボンをカラカラと蒔いて、、リボンの結び方は、その会社の独自の結び方。最後にハサミで、リボンを切るんだけど、ハサミが無い。
そんな夢だったり。
アイスも売っていて、ヒンヤリとした、あのアイスをクルッとする道具の名前を忘れてしまったけど、、アイスを上手くクルクルとまとめてコーンに乗せてる。
そんな夢。
昔の仲間と働いている、という夢はよく見る。でも、とっても切ない気分になる。仕事の内容は覚えているのに、仲間の名前が思い出せなくなってる。
百貨店の店休日に、みんなで、車数台とバイクで、バーベキューに行って温泉に入った、あれも、夢のようにモヤモヤしてよく思い出せない。
思い出せない事を、忘れた、というんだけれと、無くなってしまう事はない。どこかにキッチリしまってあるんだ。
嫌なこともあったけど、それもわたしの中で、如何ようにも書き換えてしまえて、
そして、【夢】になる。
とんでもない影が夢に出てきて、泣きそうになった。
わたしが記憶を書き換えたからだ。
それは、【嘘】とは言わないで。
あの頃のように、【夢】のままにしておきたい。
朝、なんだか外が騒がしいなと思って窓の外を見るとパトカー。
「クマがでています、クマが出ています、家から外に出ないでください」とアナウンスが、、
向こうの家にパトカーが入っていった。
春頃にも親子のクマの足跡が庭にあった、と言っていた家だ。そこには犬も飼われているけど、外犬ではない。
やっぱり干し柿作らなくてよかった。
わたしが出来た事は、【干し柿を作らなかった】、という事だけだったな……
同僚にLINEすると、『指示に従って家に居たほうがいい』、と返信があり、仕事を休んだ。
お昼頃から夕飯の下準備をしてた。玉ねぎを買いすぎたので、椎茸と炒めて無添加のめんつゆに、唐辛子と白ごまを入れて漬け込んだ。
あとは、里芋の煮物を作った。里芋、ニンジンレンコン、ゴボウ、コンニャクを下茹でして椎茸と、昆布と塩のみで味付け。
夕食作りは、3日間で食べ切れる惣菜を毎日1品作り置きする。あとは野菜スーブ。夫は外で働いているので、2日に一度は魚にする。生物は食べない。
今夜は3日前に作った高野豆腐の煮物と、昨日のひじきの煮物と、今日の里芋の煮物と、野菜スーブ。
昨日、同僚からラディッシュをいただいので、メニューを検索してみようと思う。
面白いものができそうな気がする。
台所に立つと、気持ちが落ち着いて来た。
夕飯の下準備が終わると、
暇なのでセリアで買ったジグソーパズルをしていた。進まないのがまたジグソーパズルの醍醐味だったりするけど、やっぱり不穏で落ち着かなくなった。
パトカーやら軽トラやらが来て、なにごとか始めてなにごとかが為されて、夕方前にはなにごとも無かったかのように静かになってた。
外に出ても大丈夫なのかな、そのアナウンスはないまま、夜に至る。。
朔の夜で、何も見えないゃ。。
自分自身が風になる、という感覚や体験は、そう多くの人が味わえるものではないと思う。
だいたいその前に、常識とか理性とか、そういう知的な感覚がブレーキをかけるもの。
ノンブレーキで駆け抜けた、確かに。
誰にも邪魔させない、の勢いで。
でもそれもほんの、数カ月の事だったと思う。
あのまま誰にも体当たりせずに、走り抜けることができただろうか。
ぃゃ、違う。
だれかに捕まりたかったんだと思う。
捕まりたいというか、
ちょうど同じスピードで走ると、止まってるように見える、みたいに、
同じだ!見える! と、いう錯覚みたいなものが楽しくて嬉しくて心地よかった。
でもそんなのは、長続きするはずもない。
まぁ、たまには思い出すのもよいでしょう。たまのイタイ苦笑い話しです。
月隠りの晩なので。
テーマに、してやられちゃいました。
去年の今頃は、ご近所さんから柿をいただいて干し柿を作っていた。
「渋柿だから干し柿にしてね」と、言われて、ネットで干し柿の作り方を調べ、材料を揃えてすぐに作ってみた。20個ほどできて、夫も喜んでくれた。
よそのお宅でハンガーを上手く利用しているのを見て真似してみた。バランス良く柿を吊るし、風通しの良い半日陰で、渋柿が甘くなるのを今か今かと毎日見守ってた。
渋柿を剥いている最中、ふと美味しそうに見えて、『ほんとに渋いんだろうか…』と思いかじってみると、しっぶ〜〜い!
どんなにうがいしても舌に渋味が残って、
ツラかった。( ・᷄ㅂ・᷅ )………ニ度とかじらないょ。
【渋柿は、どんなに美味しそうに見えても、かじってはいけません。】
今年は自分で干し柿用の柿を買って、50個は作りたかったけど、クマが出没しているのでやめた。渋柿だってクマは食べに来てる。
去年の11/19、うっすら雪だった。
今日はみぞれ混じりの雪、去年より一日早い初雪? 初雪でいいか。
雪が降り積もったのが、去年は12/7だった。
1月末には各家の庭や玄関先に、バケツに雪を詰めて小さいかまくらを作る。その中をくり抜いてろうそくを置き、灯すというお祭りがある。
ランタンであったまることはできないけれど、、【記憶のランタン】、良い表現だと思う。
『#クマがイオンに入ったとさ』
普段は静かな事務所が、今朝は熱かった。
どうなってるんだろう。。クマさんネットでもあるんだろうか………『#クマんぽ』『#一晩で柿100個食いました』
クマに自山の柿をほぼ食べつくされた同僚が、「もう山奥へ帰って欲しい」と。
確かに、、うちの集落周辺もウロウロしてるようだから今年は吊し柿は作れない。夜中から明け方にかけて、防犯カメラが作動してるかもしれないから必ずスマホで確認してる。今のところはクマは映ってない。
息子たちがこの間帰って来た時に、夜中の2時過ぎだったけど、防犯カメラに庭の様子が映っていて、割り箸の様な長い光る棒が、蝶のように庭のあちこちを漂っていた。よーく見ても棒みたいなんだけど………棒?……ではないみたい。
庭に何も仕掛けはしていないから、謎。
朝、息子たちに確認すると、数秒防犯カメラが光ったけど、そのあとは真っ暗で何も見えなかった、と。
あ、妖精さんの光る棒かな。
いつだったかの昼間、帽子を目深に被った老婦人がうちのインターホン押した。(インターホン画像では顔分からず)。
防犯カメラを確認したら、庭の方へ少し歩いて何かを見つけた様子。花か? 【花に、】ではない様子。
しばらく何かを見て、うちの庭から立ち去ったけど、見たこともない知らない老婦人。迷いなく坂道を上って行く後ろ姿が映ってた。それからうちには来てない。
老婦人、光る棒を見つけたのか拾ったのか。。
とりあえず自分ちの防犯カメラ映像に、未確認のものがチラホラ映っていて、今一番それが怖い。
今年は穏やかな秋は全く無く、
もう冬です。
『#クマさん冬眠しよう』