SAKU

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12/1/2025, 11:42:46 AM

北の国からのドラマを一度も観たことがなくて、毎日ではないけれど今頃観ている。。

純が、「電気がない、どうすんの! 冷蔵庫は! テレビは!」のシーン。

引っ越して来た時を思い出した。
決まっていた会社には行かないと言い出した夫に、「仕事行かないでどうすんの! 全員無職でどうすんの! もう東京へは帰れないんだよ! こんなヘボ田舎にみんなで来て、これこらどうするつもり!」
楽しかったなー。



夫に、「車の免許取ればいいんだよ、主婦のパートならいくらでもあるよ」と、言われて、もうそれしかない…と思った。
楽しかったなー。




畑の中途半端な切り株を3つ、2年以上かけて最後の1つを引っこ抜いた時の喜び。。

近所の人に、「畑、イノシシに荒らされたの!」と聞かれて、確かにうちの呑気なイノシシがあっちゃこっちゃ畑をほじくり返していて、、

初めてインゲンを植えて芽が出た時の気持ち、純が大根の芽を見た時と同じ気持ち。


初めて迎えた冬には、「オリオン座の中の星まで見えるよ! 来てごらん、」と、はしゃいだ夫。
鼻毛や睫毛が凍るほどではないから、凍てつく星空、、ではないと思うけれど、



ひとつひとつの出来事を思い出すたび、ピカっピカっとタツノオトシゴが光る。





11/30/2025, 10:50:27 AM

今日もよく働いた。



7才から20才まで、母と二人暮らしていたのは一軒家の古賃貸で、お風呂は家の中にあったけど、後付のようで、北の国からのようなベニヤを張ったような風呂場だった。

お風呂はプロパンでツマミを押してガスを出し、レバーをカチカチと回して種火を点けてから、ボっと点火するというお風呂だった。

湯栓は無く、お風呂のお湯で身体や髪を洗って、お湯が少なくなったら水を足して沸かす…そんなお風呂。


で、

中学生の頃のある夜、わたしはいつものように髪と身体を洗って、お風呂を追い焚きしようとしたけど、お湯がガス釜にかかったのか、なかなか種火が点かず、、イライラしてツマミをグッと押してかなりのガスだしてから………(馬鹿です)……カチカチとレバー回したしゅんかん、

大、爆、発。

驚いた母がお風呂場のドアをバンっと開け、何言われたか記憶に、ない。

その瞬間、耳が聞こえなくなったんで。。


でも、身体も髪も濡れてたからなのか火傷せず、炎を吸い込んでもいなかった。
ただただびっくらこいた。

表現できないくらいの衝撃波だった。
一瞬だったけど、煙突のつなぎ目からオレンジ色の炎が出て、顔がモワンとしたのを覚えてる。なのに風呂場も風呂釜も何も壊れたりしなかった。


なんでそんな事を思い出したのかというと、北の国からの再放送がやっているから。


あの時、母が風呂場に入ってきて、わたしが大丈夫だと分かった瞬間、お湯を汲む桶で思いっきり2回頭を叩かれた。
パコンッパコンッ
痛かったどうか覚えてない、命はあったけど、魂抜けてたんで。

夫は、高校生の頃に門限を破り、お義父さんが玄関の前で仁王立ちして夫を待ち構えていて、竹刀で思いっ切り頭を叩かれたと言ってた。風呂桶と竹刀だったら、竹刀のほうが痛そう。



………………………………………………
今日の夫婦物語に題名を付けるとしたら、…………。

【昭和は頭を叩かれたよね編】




11/29/2025, 11:03:57 AM

ある時代の秋に、大好きだった彼氏に、クッキーを焼いて、港の見える丘公園で、一緒に食べた。

「もしかして、料理好き?」って、聞かれて、得意じゃないけど、と、応えた。得意だったら、全てのレシピは海馬に置いて繋ぎ合わせて、全く新しいものをどんどん作り出してると思う。


今夜のメニューは、厚揚げ蒟蒻ピーマン塩昆布のにんにく醤油炒め。白菜とキノコの豆乳スープ。

昨夜の作り置きおかず、大根椎茸昆布の醤油煮、芽ひじきレンコン大豆椎茸の煮物、これはマヨを混ぜればサラダ風にもなります。マヨは卵不使用のもので。

新しい料理は作り出せないけれど、今まで作ってきたレシピをアレンジして、自分の想像を遥かに越えた出来あがりになった時、無上の喜びを感じてる。



………………………………………………
もう熱くなれないけれど、真ん中に慎重にミルクを落とされて、一瞬クラウンが出来るような、そんな響き方だと思う。波紋が音もなく広がって、また静かになった。

11/28/2025, 11:06:07 AM

会社がクマ対策でサスマタを買ったらしく、事務所横の廊下の壁に1本、デン!と横付けされていた。

かなり重そうにみえる………
あれではクマを抑えられないと思う。
そしてクマを制圧できたとしても、本人は逃げられないよね。

いろいろ考えて、サスマタを眺めていたら、
「欲しいの?」って、言われた。ちいかわじゃないんだから。

「これでクマは制圧できないですよね?」と、言ったら、

「え〜、不審者対策だよ!」と。

ぃゃ、それでもこのサスマタを壁から取って、ブンブン使いこなせそうな人は居なさそう。

お義父さんは、剣道のかなりの達人で、竹刀を持たせてもらったことあるけど、構える事すら出来なかった。

サスマタを扱うのも訓練が必要じゃないだろか。しかも、サスマタ1本のみで?
最近買ったものではなく、ただ置く場所を変えた【だけ】らしい。【だけ】って、飾りじゃないですか。


今必要なのは、不審者対策よりクマ対策だ。…………だけど、自動ドアがいきなり手動になって、パートのわたしぐらいのおばちゃん層はかなり怒っている。


…………………
わたしは今まで「霜降る」とは言ったことがない。言うなら、【霜が降りた】と言う。夫に聞いたら、「霜降る? どこかの方言じゃない?」と、言った。



11/27/2025, 11:08:31 AM

今夜は、昨日の作り置きおかず3品、玉ねぎ椎茸の南蛮漬けと、大根ニンジン揚げの煮浸し。長ネギのぬた。

あと一品追加。新しいレシピで、里芋と絹さやの甘辛味噌炒めを今日は作った。味噌は強いから、失敗したら取り返しがつかない……

作り方、
里芋はレンジでチンして、フライパンで焦げ目がつくまで焼く。絹さやも焼く。
味噌、みりん各大4、砂糖大3を入れて、絡ませながら煮詰めていく。最後に炒り胡麻を振って出来上がり。

うちは砂糖は使わないので、煮切りみりんを使いました。そうすると、味噌が少し少なくても良かったかも。

煮詰めたタレはご飯にかけても美味しかったです。オススメレシピです。


料理中に、ふと、換気扇の音が重くなったな、と思って上を見上げた。掃除をしなければと思いつつ、

なんか、わたし、出来る事が増えたな。


PTA役員をやっていた頃の、「どんどん衰えて出来なくなる事が増えて行くのに、出来る事が一つでも増えるって凄くない?」って、ママ友からの言葉を思い出した。

みんなでPTAの親睦会用の小物をたくさん作っていた時にわたしが、「なんだか、ハサミが上手く使えるようになったぁー」と、言った時だったな。



レシピノートの新しいページが増えると、単純に嬉しい。

心って、どこにあると思う?と聞かれて、自分の胸を指す人が多いと思う。稀に頭を指す人も居るかもしれないけど。わたしは、料理をする時には、指先まで心を込める事が出来たりする。そういう時には、たぶん真ん中には心が無くて、指先に心が行っちゃって、真ん中に心が居ない時は、真剣に何かを取り組んでる時なんだと思う。無心は心地良い。


料理が、出来上がった♪って瞬間に、心が真ん中に戻って来て、嬉しいーーーって感じる。そういう時は、心ごと深呼吸してるんだと思う。




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