人類の月面到達を目指すアポロ計画。その裏で月面世界ではそれを阻止したい者達が動いているのでした。
『こちら、月面区域警備班カグヤ。正体不明機レーダーコンタクト』
「こちら、月面ベース。こちらからの問いかけに返答なし。対空迎撃用意を発令」
『迎撃ミサイルmoonlight、発射準備完了。指示を待ちます』
「邀撃機からの状況報告を待て」
こうしてアポロ計画は計6回の打ち上げの後、終了するのでした。
(moonlight)
なんか壮大な事になっちゃった。(実際はこんな事なくアポロ計画は終了しました)
「ダメだ、地上へ行く事は許さぬ」
「今日だけ、今日だけ許して、お願い」
「ならば、なぜ今日だけなのか説明せい」
「おじい様、今日が何の日か忘れたの?お母様の誕生日よ!?」
「それは分かっている。娘の誕生日を忘れるほどボケてはいない」
「だったら」
「お前はまず、自身の姿を把握しているか?人魚なのだぞ?地上へ出てはいけないのだ」
「じゃあお母様は」
「あれは呪いだからだ」
(今日だけ許して)
人魚姫のオマージュ、今日だけ地上に出たい人魚姫の子と防ぎたい人魚王。
「誰か、僕の父、ジェペットの行方を知りませんか?一昨日から行方が分からないんです。誰か…」
そう言って看板を掲げる自動で動く木製人形に誰も関わろうとはしないのでした。
(誰か)
ピノキオのオマージュ、人間になる前の話なのでそりゃ誰も近付かないよ。
北へ60m、そこから東へ5000m、ドアの開閉音、反響音から地下室と推測。
遠い足音、あなたの足音、、、。
ふふっ、逃がしませんよ。美しいシンデレラ。
(遠い足音)
シンデレラのオマージュ、朝になる前に逃げた方が良さそうなシンデレラ。
遠くの山が少し色づきだした。
秋の訪れを眺めながら今年もそろそろ始めますかとひとつ背伸びをする。
「明日あたりから藁の用意すんべ」
「器具の手入れも忘れないでくださいね」
「あぁ、毎年の事だで笠作る道具はしっかりあるわい」
冬に向けて笠の大量生産の準備を始めましょう。
(秋の訪れ)
笠地蔵のオマージュ、笠は秋頃から作るのです。