「さぁさぁおじいさんこちらへどうぞ」
チュンチュン誘うすずめに着いて光の回廊を進む。
「今はクリスマス前のイルミネーションイベント中でして、お宿の前まで明るく照らしているんですよ」
そんな説明を受けながら宿の玄関までたどり着く。
目がチカチカしてちょっと痛むが気にしないでおこう。
(光の回廊)
すずめのお宿のオマージュ、そんなに光らせてたら隠れ家要素無くなっちゃうよ。
あぁだめ、早く会いたい。
早くしないと終わってしまう。
まだ来ない。まだ来ない。
どんどん降って積もっていく。
この想いが邪魔なのか?
あなたの為に1列空けているのに。
(降り積もる想い)
ひっさしぶりにテトリスやって棒が来ない罠にかかりました。
怪我の跡に結ばれたリボン。
もう怪我は治ってるけど気付いてほしくて巻いている。
とか言いながら恩返しに行くタイミングを逃しちゃってまだ行けてないのよね。
だいぶ時が経っちゃったけど覚えてるかしら?
リボンを見たら思い出してくれるかしら?
…じゃなくて、恩返ししなきゃだよね。
(時を結ぶリボン)
鶴の恩返しのオマージュ、まだ行けてなかったようで。
ぎゅっと握りしめた手のひらの中に贈り物がある事は分かってるけど、知らないフリをする。
握りしめた手の反対の手を繋いで公園の池の周りを散歩していると、ポチャンと音がした。
握りしめていた手が開いている。
池にはどんぐりが1つ浮かんでいる。
あぁ、今日の贈り物はどんぐりだったのね。
(手のひらの贈り物)
どんぐりころころのオマージュ、転がってないけどお池にはまりました。
あのコブ、良い形でいいよなと心の片隅で思いながら、自分の不格好なコブを撫でる。
が、数日見ないなと思ったらコブが無くなった姿で帰ってきた。
慌ててコブをどうしたか聞きに行く。
(心の片隅で)
こぶとりじいさんのオマージュ、この後良いなと思っていたコブを付けて貰えてご満悦になります。