2/23/2026, 6:35:43 AM
「太陽のような、人でした。」
私が憧れた幼馴染のあのこは、誰にでも笑顔を振りまいて、成績が良くて、みんなから愛される子でした。
私自身、その子のことが好きでした。
それに比べて私は、自分に自信がなければ、成績も良くない。友達も多いとは言えないくらいで、そのみんなを信用できるかといえばそうでもない。自分が嫌いでした。
頑張って良い子を演じてきたけれど、最近はそれにも疲れてしまいました。
ある晩、私は薬を手に取りました。真っ白な粒は私の手のひらいっぱいにじゃらじゃらと無機質な音を立てて落ちてきます。
手のひらたくさんのそれを口に入れ、用意していたコップ一杯のお水で流し込みました。
そのあとは一冊、何も書いていないノートを取り出して多くもない私の語彙の中から必死に言葉を紡いでいました。
眠気に襲われた私は眠ることにしました。消えゆく意識の中、私は思いました。最後に、あの眩しい笑顔、見たかったな、まあ、いっか。
お題【太陽のような】