11/8/2025, 10:06:06 AM
『透明な羽根』
誰にも見えない羽根がはえて、
まるで飛び立つように、無意識のうちに飛んだ。
もう、何も考えなくていい、
そう思うと、何も怖くなかった。
私には透明な羽根が生えて、
誰にも知られずに飛び立っていく。
この羽根は透明だけど、
太陽からの光の反射できらきらしているといいな。
11/7/2025, 3:12:21 PM
『灯火を囲んで』
私は、寝る前に本を読む時間が好きだ。
部屋の明るさは暗くしたいから、電気は消した。
代わりに小さな炎を灯した。
私の横で既に眠っているあなたは、眠る前に、
まるで、とても小さな暖炉を囲んでいるかのようだね
と、微笑んだ。
あなたがいれば、どんな場所も暖まるんだよ。
11/6/2025, 12:31:41 PM
『冬支度』
朝晩の冷え込みが増して、
厚着しないといけなくなってきた。
北風も強まって、いよいよ冬が到来。
今年は一段と寒くなる予報らしいことを、
数週間前にテレビで聞いた。
冷え性の私を暖めてくれる人はいないけれど、
今年もカイロとコタツで乗り切ろうと思う。
11/5/2025, 11:58:28 AM
『時を止めて』
今この時が、ずーっと続けばいいな。
冬休みも夏休みもいらない、なくていいから。
だから、この上なく幸せなこの時が、
ずっとずーっと続きますように。
もう少し望むのならば、時間を止めて、
誰もどこにもいかない空間であって欲しい。
11/4/2025, 11:05:27 AM
『キンモクセイ』
去年、綺麗だと思って写真に収めた金木犀が、
今年も咲いていて、風に乗って香りが漂ってくる。
きっと、あっという間に散ってしまって、
また来年、もう金木犀の香りがする、と思うのだろう。
毎年毎年、
満開の金木犀が写真フォルダに収められていく。
その時の気持ちと共に。