鏡花 水月

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12/29/2025, 2:14:23 PM

『静かな終わり』

足元もなく去って行ったあの気持ちは、
諦めから来たものだったのだと思う。
誰にも気づかれることなくなくなった感情は、
私の脳が心を守ろうとしているのだと思う。

どちらも私にさよならも言わずにいなくなった。
ふと気付いたら、もう既にいなかった。
私もきっと静かに消えていくんだろうね。

12/28/2025, 3:08:30 PM

『心の旅路』

ずっとずっと、記憶にないほど昔から、
私は彷徨っているのだと思う。
目的がなければゴールもあるはずがなく、
わけも分からずただ進もうとしているだけ。
実際に進んでいるかは分からない。
その場で足踏みをしているだけかもしれない。

自分でも分からないゴールに今日も向かう。
でも、今日は気分じゃないから、
近くの図書館で本でも眺めようかな。

こうやって少しずつ私の世界が広がるといいな。

12/27/2025, 3:19:07 PM

『凍てつく鏡』

もうとっくに冷めきってしまった。
今更なんとも思わないしどうってことはない。
今に限った話ではないのだから。
私の心は触れられないほどに冷たく凍っていて、
溶かすことはもう出来ないんだよ。
これから別れを告げるあなたに会うための
メイクをしている時の鏡越しに、そう思った。

また来る春を、長く待とう。

12/26/2025, 3:38:15 PM

『雪明かりの夜』

ひとりで遠くへ旅行に行った。
たぶん、今まで行ったどの旅行よりも、
私の心を魅了した場所だった。

冬の寒い日だった。
宿まで歩く計画を立てたせいで、
雪が積もっている中、30分くらい歩いた。
普段雪が降らない地域にいるからとても疲れた。
でも、視界は驚くくらいきれいだった。
視界いっぱいに銀色世界が広まって、
違う世界に来たんじゃないかと思うほどだった。
もう星空が見える時間なのに、何故か明るかった。
それなのに、上を見ると数え切れんばかりの星たち。
一生忘れないと思うし、走馬灯に出てくると思う。

もう一度行きたいな。

12/25/2025, 3:15:36 PM

『祈りを捧げて』

どうか、私のことをすきになってくれますように、
と祈った。
毎晩寝る前にはそう考えてた。
それなのに、どれだけ願ったとしても、
私を見てくれることはなかった。
この先もないんだろうなって心の底では思ってるけど、
少し期待しちゃって、今も毎晩願ってる。

どうか、私のことをすきになってくれますように。

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