10年後の私から届いた手紙
10年後なんて想像するだけで苦しい
たとえば未来から
10年後のあたしから手紙が届いたとして
きっと内容は
後悔と選んじゃいけなかった選択肢
未来が分かったらどうするだろう
きっと結末は一緒だね
その選んじゃいけなかった選択肢は
10年前のあの瞬間だろうから
今この瞬間
そんな手紙が書けたらな
それでもあたしはあなたに堕ちるだろうけどね
バレンタイン
鞄に忍ばせた愛の印
あたしは今日 精一杯の嘘をつく
教室であなたを見るのが好きだった
隣にあの子が居ないから
いつも3人一緒だったのにね
いつからあたしは置いていかれたの?
渡さずにいればいいのに
嘘になっても渡したい あいのかたち
食べて貰えるだけで良かったの
だからそんな顔しないで
勘違しちゃうから
そんな全部見透かさないで
あの子だけを見ていてよ
帰り道が好きだった
たまにはふたりきりになれたから
いつも3人一緒だったのにね
いつからふたりの世界を作ったの?
伝えられないこの想い
あの子のことも大切だから
一緒に居るだけで良かったの
なんで耳まで真っ赤にするの
そんな顔見た事ない
きっとあたしの勘違い
これ以上好きにさせないで
渡してしまった愛の印
あたしは今日から自分の心に嘘をつく
待ってて
たかが10歳差
待っててすぐ追いつくから
きっとあの世なら同い年だよ
伝えたい
今あなたがどうしているのか
勝手に膨らむ想像は
宇宙のように果てしない
星のような可能性
無数に光る世界線
あたしは観測者
あなたの隣に立つのは誰?
塗りつぶされた顔
あたしだったら良かったのに
この想像もきっと現実
あなたの隣に誰かいる
そんな今は欲しくない
ただ恋しいそれだけなのに
離れた心をもう一度繋ぎたい
それだけなのに
想像に溺れて
何も伝えられないまま
現実にしてしまうことを怯えてる
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色々知りすぎたが故
想像の解像度が高くて現実味がある
逢ってしまったら、伝えてしまったら
想像が現実になってしまうかもしれない恐怖
シュレディンガーの猫みたいなニュアンスを入れたかった
...まとまらず
こころはカオスです
伝えて終わるならそれも幸せかも、、なんて
この場所で
もうここから動けない
そんなふうに感じてる
待っていれば
想い続けていれば
きっとまた逢えるなんて
そんな甘い幻想なんて抱えていないけど
思い出も指輪も確かにあるから
捨ててしまったら全部終わってしまうから
ぜろにしてしまうなら
この想いとともに朽ち果てたい
また逢えるなんてただの約束
きっと泡のように消えたんだ