枯葉
この葉も新緑だったころの
葉脈の跡が残っている。
虫に喰われた痕も残っている。
でも、まだ枝にぶら下がっている。
枝から落ちて地面にたどり着き
粉々になって土に還っていく。
ただ与えられたものを
使い果たして還っていく。
どうしても、その意味を
探してしまうけれど
探し続けてみることに
意味があるのだろう。
知らんけど……
この世界は
この世界はちゃんと美しく、やっぱり醜い。この世界はちゃんと不平等で、やっぱり不公平だ。
この世界を生きる価値はあるが、なかなか大変である。この世界をちゃんと生きれるか、やっぱり不安である。
ずっとこのまま
今日はなんだか疲れた。
そんな日の「ずっとこのまま」は
後向きな感情を連想してしまう。
いつまで続くのだろう。
娘が保育所から中学まで一緒の
お友達親子をスーパーで見かけた。
「久しぶり」と声をかけられず、
声をかけて近況を聞かれても
「元気でやってるよ」とは言えず。
目線を落として、ひたすら
目当てのお肉を探した。
不安の積もる雪
娘を出産して退院した日は、この辺りでは滅多にない吹雪くほど寒い日だった。
切迫早産で急きょ入院し、赤ちゃんを家に迎える準備を自分でできなかったので、余計に不安が増していた。
それなのに旦那は、退院の準備も支払いも済ませた私と赤ちゃんを、病院の総合フロアで待たせて、今からベビーシートを装着すると車へ向かった。
いやいや、先にできただろっ。
その日の雪は、私の不安を積もらせるものでしかなかった。
今、少し落ち込んでいて
出題された「雪」で脳裏によぎるのは
しんしんと静かに降る雪ではなく
あの日と同じ吹雪だった。
冬晴れ
冬晴れ から連想して妄想する。
自転車を チャン と漕いでいると
冷たい空気が リン と頬をかすめ
背にあたる日差しで シャン とする。
チャン
リン
シャン
チャンとリンスしてくれるシャンプー
なつかしいCMにたどりついた。
冬晴れ、あっぱれ。