静かな終わり

胸の中に積もった感情が解ける日が来たら、私の頬は雪解けを感じる。

日々家

凍てつく鏡

身体中に刺さった言葉が反射するから、自分から目を逸らし、足元を見て唇を噛み締めた。

日々家

雪明かりの夜

　街灯が立ち並ぶ中、雪がしんしんと降り積もる。それらは暗闇を慰めるような優しい光を生み出していく。私の行く先も、こんな光がついてきてくれたのならば、少しは寒さを忘れられたのだろうか。
　
日比家

揺れるキャンドル

暗闇を優しく照らす小さな光を吹き消した貴方に祝福を。

日比家

時を結ぶリボン

君がこれから過ごす日々が幸福に満ちるように願いながら、制服のリボンを結んだ。

日々家