スノー
スノーマンという映画。
映画館のなかった地元で、年に1回だけ子供無料の券が配られた。
公民館でスクリーンでの2本建て。
両方アニメ映画なのだが、先に上映されるのは「風が吹くとき」
原爆が起き、何が起きたか分からない夫婦の映画だ。
子供心に胸が痛かった。
だから、その後のスノーマンはほとんど覚えていない。
今、私の家には「風が吹くとき」の絵本がある。
忘れられない記憶を取り戻したかったから。
でも、今考えたら子供達にはスノーマンがどんな映画だったかどんな気持ちで観ていたかが残っていたらいいのかなと思う。
あのスクリーンで先にスノーマンが放映されていたら、きっと幸せな記憶も残ったはずなのに。
セットで放映されていた映画。
この時期に単品で観てみるのもいいな。
夜空を超えて
夜空を超えて、あなたに会いにいく。
洗濯物を干す通路と学習机の隙間。
そこにハマって人形で遊ぶ君に。
妄想はどこまでも現実を遠ざけてくれる。
その中では誰も君を傷つけられないからね。
もし、傷ついても必ずヒーローがやってきて君はハッピーエンドを迎えるよ。
でも、どうだろう。
君を嫌っていた君を知っているよ。
明日は朝が来なければいいと思っていた君を知っている。
だから言おう。
私は夜空を超えて君に会いにきた。
君の世界はまだまだ小さくて、君の思い通りにはならないよね。
でも、どうか君を嫌いにならないで。
この世界にたった1人。君のことは君しかわからないよ。
だからどうか君を失わないで。
妄想してても大丈夫。明日の学校に行かなくてもいい。
君にひどいことを言う人の話なんて聞かなくていい。
君にたどりつければ、触れられれば抱きしめてあげれるのに。
だから私はここで待っているよ。
君は大丈夫!!
だって今、私は君を大好きだから。
待っているから、ゆっくりと。
安心してここにおいで!
雪原の先へ
雪原の先へ。見たことない。
だって南国出身だから。
ただ憧れはある。
雪が降ると嬉しい、触れると嬉しい。
雪の天気予報が出るとワクワクする。
南国出身の大イベントだ。
滅多に降らないのに、何年かに1度積もるくらい降ると授業がなくなる。
雪合戦の時間になるから。
私の記憶では小学校で1回。
薄く積もった雪でも授業は中断になった。
初めて見る雪。子供たちが踏みしめて氷になっていても、泥が混じっていてもそれでも雪が降るって事がクリスマスやお正月に匹敵するくらいのイベント。
雪原に憧れはある。
でも怖くもある。
それでいい。南出身の憧れです!
白い吐息
その年初の白い吐息はどうしてあんなにワクワクするんだろう。
大人になっても変わらない。
「わー、息白い!」
必ず声に出てしまう。
冬がきた!と思うからなのか。
秋から冬の境界線のようなものなのかもしれない。
寒くなるぞーと気合を入れて、手袋を探したりするのもこの時期だ。
すっかり冬になれば白い息が普通になり、何とも思わなくなる。
でも、来年もその先もずっと
初めての時は言ってしまうんだろうな。
ワクワクしながら。
心の深呼吸
今日はちょうどこのお題を書ける。
お風呂のあと、ストレッチ、瞑想、そしてぼんやり座ってたらいいお題。
常に家族ファーストをやめようと思っている。
私のやりたいことって何だろ?って考えてた。
1回やめたピアノを弾くのもいいな。
編み物もしたい。
小説も書きたい。
絵も描きたいな。
少しずつ少しずつ心の端っこに引っかかっていたやりたいことを掘り出してみる。
自分と向き合わないと考えることもできないこと。
そしてそんな時間を持てたことがとても嬉しい。
心の深呼吸ができた夜でした。
みなさまも自分ファーストでいきましょうね!