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8/15/2024, 1:21:50 PM

真っ暗な海。わずかな月と星の光だけ。人工的な灯りがないと、人ってこんなに見えない物なんだね。

あなたと二人、他には誰もいない。

幸せだ、と思う。幸せを、噛みしめる。

第一印象は最悪だった。ひたすらヘラヘラしてて「何コイツ、頭悪そう」って思った。

でも、それはあなたの人の良さだった。裏表なく、人に忖度する事もなく。人の裏を読む事もなく。

ただひたすら、あなたは「良い人」だった。

だから、一緒にいて楽。私も飾らず、気を遣わず、ありのままでいられる。

どんどんあなたに惹かれた。ホントに人を好きになるって、こんな気持なんだ、と解った。結婚願望のない私が、生まれて初めて結婚も悪くないかも、と思えた。

あれから色んな事があったよね。沢山の場所に行ったよね。全部が思い出。

人が良いだけに、馬鹿な女に騙されて、私と別れようとした事もあったね。

忖度出来ないとか、裏表がないとか······ホントはただ気が付かないだけの、周りが見えていない、ホントに頭が悪い人だと気付いてしまった事とか。

でも、全部過去の事。それも又思い出。

だつて、それでも、それでも。好きだから。

ずっと一緒にいたい。二人だけでずっと。

誰にも邪魔されず、二人だけの世界で。

今からはもう二人だけだよ。この暗さが全ての痕跡を隠してくれるから。



8/14/2024, 3:17:10 PM

自転車に乗って、坂道を下る。目の前の海に吸い込まれそうな感覚。もっと速く、もっと、もっと。

カーブは少しスピード落として。潮の匂いと波の音。

もっと速く、もっと、もっと。

目の端を流れていく景色。自然の音も人の声も。全て一瞬で過去の事になって流れて行く。

後ろへ、後ろへ。

もっと速く、もっと、もっと。

嫌な事も全て流れて行く。流してしまう。流してしまいたい。

昨日起こった嫌な事。忘れられない過去の傷。心に刺さった小さな棘。自分の嫌な部分。

全部、何もかも流れて行って欲しい。

もっと速く、もっと、もっと。

もっと速く、もっと、もっと。

もっと、もっと······



そして、ホントに全てが過去になった。もう、私に、ミライハナイ······