『空に溶ける』
とにかくいやだった
理由なんてそれで十分なのだ
だから腹の底から
心の底から
大声で泣いた
全力で叫んでやった
「ばっかやろーーーーー!!!!」
喉が痛い
けど、自分の中から
何か毒素のようなものが
抜けでたような気がする
なんか急に…
不安になってきた…
昨日の自分に行っちゃったのか?
それとも
明日の自分に届いちゃうかな?
「心配ないよ―――」
空が…
そういったような気がした
私の声は、
空に溶けていき、
ゆっくりと雲になり
雨雲となって降り注ぎ
植物たちの恵みにしてくれた
空は、
私の味方をしてくれた
〜シロツメ ナナシ〜
152
『どうしても…』
どれだけ時間が経とうとも
もしも記憶になかろうと
一つや二つは やはりある
特定の音、場所、出来事で
思い出せない モヤモヤが
説明できない 不快感
どれだけ記憶を掘り下げようと
根源までは出てこない
本能がそれを消したのか
はたまたなにかの裏返し?
他人は何も悪くなくとも
私のなかに沸く怒り
それを否定したいから?
自分を肯定したいから?
私は私が分からなくて
無限の迷路に迷い込む
もしもひとつ叶うなら
負の力の使い道
自己成長に使いたい
私のために使いたい
私は私が好きになるため
モヤを辿って
燃やす心
〜シロツメ ナナシ〜
151
『もっと』
私は欲を抑えてた
だから今が生きられない
欲しがってよかったのだと
自分の好きや 楽しいを
それをたどっていくことで
私らしさが作られる
今の私のほしいもの
「自分らしさ」が わからない
だから私は今やっと
欲することを許してく
もっと楽しいこと探す
もっと喜ぶことみつけ
もっと成長していきたい
もっともっと、まだもっと
私の「自分らしさ」を作る
今更だとは思うけど
今だからこそ作らなきゃ
私じゃない私のままで
一生終えるの、絶対イヤッ!!
〜シロツメ ナナシ〜
150
『まだ知らない世界』
今日までの人生を
どれだけ生きようと
どれだけ興味を持とうと
まだまだ知らない世界の方が
この世には存在する
それは
楽しい明るい世界から
それは
知るべきかどうか悩むものまで
それは
明かされるべきものだったり
それは
求めていた幸せだったり
知識以上の未知の方が
圧倒的に多いのに
義務教育を終えた私は
まるで全てを知ったように
毎日を生きてしまっていた……
世界一
この世を知ってるAIでさえ
まだまだ知らないこともある
知識で知っていたとしても
届かない部分というのが存在する
私は……怖い……
知らないことが怖いんじゃなくて
知らないことを笑われるのが怖い
だから進めば進むほど
どんな未知があるのか
それを周りにどう思われるのか
……そっちの方が怖かった…
今の私のほしいもの
それは
失敗を笑わない世界?
それとも
失敗を笑い飛ばせるチカラ?
……どちらも私は欲しいです
失敗や未知であることを
心地よく笑ってもらえれば
私は毎日よりよくなれる
失敗や未知を笑えれば
きっと毎日が宝探しの日々になる
私はどちらも欲しいから
前者はなかなか無理かもだけど
せめて後者は…
私の努力で
何とかなったりするのかな?
そんな世界と自分をめざし
今日も今日とて、進んでく―――
〜シロツメ ナナシ〜
149
『手放す勇気』
私の場合はやっぱり
プライド、だろうか?
…多分ほかにもあると思う
手放した方がいいものなんて
タンスの奥の着ない服とか
いつか使うと思って
貯めまくってる紙袋系の数々とか
もう必要の無いはずの過去の思い出も
思い返せばたくさんある
あるんだけど……
何より手放すのは
まずプライドなのかもしれない
私はあまりに……
今を大切にしたいと
思い過ぎるぐらい思い過ぎてる
いつからか忘れたけど
私の心の時計は
いつの間にか止まっていた
時計を止めていたのは
他でもない、私のプライド
それはまるで
滑り止め、アンカー、ブレーキ、
時を止める魔法のような……
間違って落としたこの楔
私はこれを 外したい
私の欲しい、手放す勇気―――
〜シロツメ ナナシ〜
148
『光輝け、暗闇で』
真っ暗闇を歩いてきた
自分の無い、暗闇を…
小さな光を見つけては
どんなものにも飛び込んだ
それはあまりに強い光
希望が苦しい日が来るなんて…
真っ白だった
あなたは、「白い闇」を
感じたことがあるだろうか?
単純に言えば 暗闇の白バージョン
暗闇と同じ
暗闇の黒が、全て真っ白の世界
自分の手すら見えない
明るいのに恐怖を覚える
どこに向かえばいいのかも
何を辿ればいいのかも
何ひとつとしてわからない
それはまるで
宇宙に投げ出された自分のような
目的や生きる理由をなくした時
そんな感覚に苛まれる
道標が道標として
全く機能せず
藁にもすがる思いが
かえって自分を悩ませて
ますます自分を見失う
助けて欲しくて
道が欲しくて
ほんの少しの灯りが欲しくて…
なんにも持たない私だと
どれほど悩み迷ったか
分からなくなり立ち止まり
これで終わりと思った時
私は初めて、気がついた
最後のひとつが残ってた
自分の命を燃やすこと
どうしていいのか分からない
自分の心の燃やし方
わからんなりにやってみた
とにかく今は 灯りが欲しい
周りは全く分からなくても
せめて今の
自分だけでも見たくって―――!
少しずつ………………………
少しずつ…………
少しずつ……
見えてくる
とっても時間はかかったけど
ようやく分かった 私にも
心の炎の 燃やし方
こんなことは初めてだ
こんなに自分と向き合って
その時見える自分自身
こんなにズタボロ辛いこと
私は私が 見えてくる
時間をかけて大きくする
自分が立っていられるように
周りも見え出す 開けてく
灯したものは みえたまま
ひとつひとつと、またひとつ
見える範囲が増えてくる
進みは決して早くは無いが
やっと見えた 私の道
私の炎がある限り
黒や白の闇さえも
光輝け、私の道を
私の道は、
私が照らし、私を照らす―――
〜シロツメ ナナシ〜
147