『誰もいない教室』
―――移動教室
にもかかわらず
なんか億劫だったんで
ベランダに出て呑気にしていた
そろそろ行くかと思った時には
教室はがらんどう
誰も残ってなかった
まぁ当然か、もう5分も切ってる
……いや、一人いた
一人女子が寝てる
この子は……俺がちょっと、
ほんのちょっと気にしてる女子
今風に言うと地味系女子
黒髪ショートでメガネで丸顔
化粧っ気は無いのに綺麗系
地味可愛い、男子ウケのいいタイプ
ご多分にもれず
俺もまんまと一目惚れの片思い
特別な接点はほぼないが
彼女もまた特にクラスで浮き気味な方で
……俺は勝手にシンパシーを感じてた
俺も絵に書いたような
陰キャで目立たない、
そして目立っても嫌われるタイプという
本当にしんどいやつ
それでも俺はなんとなく
彼女を起こしていた
……触れて何らかあると面倒だから
机をノックするように軽く叩いた
「…………ん―――?」
彼女と目が合った
その彼女が周りを見渡しすぐ気づく
それを確認した俺は、
すぐさまその場を後にして
移動教室先に向かった
「ぁ―――」
誰もいない教室―――
俺は……いじめられ予備軍勢
俺の様子を廊下で
今年のイジメで有名な奴らが
変にたむろしていたのもあって
極力周りを巻き込まないようにした
俺と関わる人は
連鎖的にいじりや変ないじめが入る
……いじめる人間は本当に―――
とにかく、
いじめられてる俺の方が
無害の他人に被害が出ないように
配慮しなきゃ行けない学校生活
それが俺は……
ただ悔しかった
絶対に……負けないって
卒業まで、
――――――あと一年強、
〜シロツメ ナナシ〜
252
『信号(シグナル)』
❤️🧡💛💚💙💜🖤🤍🤎💔
💕💞💓💗💖💘💝💟🩷❤️🩹
心の信号(シグナル)
受け止めてる?
人の気持ちは もちろん、
あなたが あなた自身の気持ちも
ないがしろにしてると
心は枯れてしまうから
痛みに鈍くなりすぎて
気持ちの傷に気がつけなくなる
信号は実は
発信源がひとつじゃないこともある
気づけない信号が
今も実はついていて
それにあとから気がつくこともある
色んな信号同時に付くから
勘違いしていることもある
毎日ずっと変化して
大変だとは思うけど
ひとつ ひとつに気づいてほしい
あなたの中から発せられる
色んな色のシグナル
あなたを優先して欲しい
〜シロツメ ナナシ〜
251
『言い出せなかった「 」』
「こんなタイトル来るとさ!
抗いたくならない!?」
ぉー出たな、困った時の私オルタ
「人を降格版みたいに言わないで!
同格だから!」
それは知ってる
んで、抗いたい?
「そう!抗いたい!」
もうこの時点で十分じゃね?
「そうね!けどこのまま行きます!」
歳ですか
前もって聞くけどオチは?
「それは作者の腕のみぞ知る!」
つまりないと言う 次回予告 ね
りょーかい
「んで、言い出せないってなにがある?」
ん〜…定番なのは
ありがとうとかごめんとか
そういうのだと思う
「わかる、人ってやっぱ誰でも
甘えたいとかプライドとかあるからね〜」
特になんとなく信頼関係築け始めた相手ほどさ?なんかだんだん甘えてしまわない?言わなくても大丈夫〜とか、こっちから言ったら負けだーとか、
「あるある、確実に自分が悪いと
確実に思える理由がないと
基本ほぼ謝りたくないもん」
それから…
鼻毛とか歯の青のり系とか?
「あーーーー言いづらい言い出せない」
分かる?これもさっきのに似るけど
なんか雰囲気壊したくない時とか
内容的に言い出しにくいとか
「けど、これが言い出せる相手ってさ?
それこそ信頼あるその1歩だと思う!」
一理ある
まぁせめてなるべく
人の少ないところが助かるけどね
「あとはなんだろ?ん〜……
あ、定番すぎて忘れてた!
やっぱり好きの気持ちは言い出せない!」
学生あるあるな気がするなぁ〜
推しとかにはもうこれでもか!
ってぐらい好き放題に言えるけど
マジモンの好きな人に
好きって言い出せないよなぁ〜
「元々いいづらいってのもあるし
少ないケースだけど相手に既に相手がいるとかもうね!言い出せないでしょ!」
ハーレムとかあんなの
漫画やゲームだけだしなぁ〜夢だわ
「マジで夢でしかないね
ちなみに作者のそういう浮いた話は?」
SNSのいいねぐらいらしいぞ?
「―――………そう」
〜シロツメ ナナシ〜(混乱)
251
『Secret Love』
〜🎶
ん?なに?
そうよ、お出かけ〜
え?……別に?
どこだっていいし
誰だっていいでしょ?
なに?束縛? キラーイ
小さい男ね……はぁ
もぅ……せっかくの
お出かけ前に萎えさせないでよ…
まったく……
いってきまーす
―――――――――――――――
あら、遅かったじゃん
……ふーん、まぁいいわ
ほらほら、行きましょ
ホントにヒミツの お で か け〜🎶
はぁー!
やっぱりこう言う時間って
必要よねー!
映画とか久しぶりで
ほんとに学生気分だったー!
少し行ってなかったカフェも
新しいものが増えてて
なんかちょっと新鮮だったし
たまには足運ばなきゃね
それに~……
……っふふ、
ほんとに誰にも言えない
お た の し み も…
……やっちゃったね
ぁ、もう帰る時間
私先に帰るね?
……じゃぁね、……また?
ん〜………―――また、ね
ぁ、あんたはなんか
買って帰った方がいいんじゃない?
家でのご機嫌取り、
しといた方がいいんじゃない?
何がいいかって?
それはさすがに自分で考えなよ〜
―――っふふ、じゃ
気が向いたら―――また、ね
―――――――――――――――
……おかえり
私より帰りが遅いなんて
いいご身分ね
……なんかムカつくわね
あなたが遅く帰ってくるだけで
……なにそれ?
ドーナツ?
―――ふんっ(パカ)
ん〜〜〜………70点!
え だって!
ポンドリングシリーズは全部って
いつもお願いしてるじゃん!
なんで二種類しかないの!?
……あの時間では売り切れてた?
んもー!もう少し早めに
切り上げればよかったかなぁ!
―――――――――――――――
んでも……―――っふふ
あなたにしては、悪くなかった…かな
『イケナイおでかけ風デート』は
出かける前をお互い気にかけて~
時間ずらして出て〜
約束場所を決めただけ、
なんだけどさ?
なんか…なんかちょっと
気持ちが違うと言うか
見え方が変わるというか…
やっぱり他人なんだなぁって
実感したというか……そんな感じ
でも変な感じ〜!
あなたが遅く帰ってきた理由も、
誰とあってたかも、
それが全部ぜーんぶ!
犯人は、私なのに
なんか、
……なんか変な感じする!!
あなたが違う女とあって来てるような
なんかそんないやな感じする!!
そこはなんか いや!
って感じてる自分!なんか変な感じ!!
……ん〜、まぁ……でも?
なんとなく……
ほんとになんとなくよ!?
デートそのものは…まぁ
―――いやじゃ、ない…よ?
あーでもやっぱり、
なんだろ?
終わっていざ帰ってくるとさ
やっぱりなんか、
スイッチが入っちゃうというか
お母さんモードに戻っちゃう〜
これもなんか…変な感じ〜
まぁでも
子どももいるし、しょうがないか
ん?また?
………ん〜
いやじゃない……かな
また―――ね
ん?キス?
ん〜〜、っふふ……あなたは
「「どっちの私」」と、キスしたい?
〜シロツメ ナナシ〜
250
『ページをめくる』
私の物語は、止まっていた
次のページをめくれない
厳密には
止まってるわけじゃない
…………つもり
ほら、あるじゃん?
あれから数ヶ月―――、とか
―――もう何年経っただろうか、とか
私のたってる場所(ページ)が
まさにその部分
カッコつけて言うなら
さなぎが蝶々になろうとしてるような
変身や変化の最中のような感覚
……最近のアニメや漫画でもよく見る
修行のシーンとかああ言うの
そういう場面(ページ)って
大抵が端折られるか
いい所だけが取り上げられるか
それをいざ
自分がその立場になると まるで
その場面(ページ)でずっと止まってる感覚
下積み時代ってやつに当たるんだろうか?
まさに、小さな成功の積み重ねの
その最中―――
そして私がその間も、
私よりも早い人は早く成長するし
超える人はどんどん超えていく
さらに言えば才能は直ぐに開花する
私よりあとから始めた人たちが
私をサラッと抜いていく
その光景をもう何度見てきただろうか
その場面(ページ)に何回心が折れたか
その度に心が回復するまで頑張ったか
それはなかなか語られない
それを人には語りづらい
人に言えるほどの自慢にならない気がして
それでも私が頑張った事実に変わりは無い
今日も私は
私にしか読めない場面(ページ)を
胸にたくさんしまい込んでいく
いつか必ずやってくるであろう
「あれからどれくらいだったかな?」の、
たった1ページ
私が次のページをめくる日が
来る事を信じて重ねていく―――
〜シロツメ ナナシ〜
249
その「私にしか読めないページ」を
いつも読んでくださるあなたへ
本当にありがとうございます
〜シロツメ ナナシ〜より