たーくん。

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2/4/2026, 10:09:08 PM

床に物が散乱している自室。
今週末に彼女が来るから、それまでには片付けないと。
どこから片付けようか考えていると、スマホにメッセージが届いた。
相手は……彼女からだ。
「私にしてくれるならキスとKissのどっち?」
……どういう質問だこれは?
キスとKissか。
どっちも同じ意味だけど、キスは濃厚なキスで、Kissは軽いキスなイメージ。
俺はそう思うが、他の人は違うイメージかもしれない。
どっちと言われたら……やっぱりキスだろう。
「俺はキスをするよ」
メッセージを打ち込み、彼女に送る。
一分もしないうちに返事が返ってきた。
「ありがとう!嬉しい💋」
どうやら、キスが正解だったらしい。
週末は彼女に、俺の濃厚キスを味あわせてやるぜ。
俺はウキウキしながら、早めの片付けを始めた。

2/3/2026, 10:09:43 PM

"1000年先も緑が残るように、自然を大切にしよう"
壁に貼られていたポスター。
1000年先も緑が残るように……ねぇ。
1000年後は緑なんか残っていない。
1000年前の人類が自然を大切にしないから、1000年後の俺達は苦労しているんだ。
未来を変えるために過去へ来たのだが……何から手をつけるべきか。
政府に未来のことを言っても信用されないだろう。
「やはりこれを使うしかないか」
数日で木が生える種。
世界中に巻いて、緑を増やすしかない。
早速世界中に種を巻いて木を生やしたが、すぐに伐採されてしまう。
木が邪魔だと言って伐採する奴ら、土地を売るために伐採する奴ら、ソーラーパネルを置くために伐採する奴ら。
……この時代の人類は、とんでもない奴らだった。

2/2/2026, 10:02:33 PM

高原一面に広がる白い花畑。
全て、勿忘草だ。
白い勿忘草の花言葉は"私を忘れないで"
白い勿忘草と花言葉だけを頼りに、ここへ来た。
いつの記憶だろうか。
前世だったかもしれないし、前前世だったかもしれないし、前前前世だったかもしれない。
俺には大事な人がいた。
その大事な人から「生まれ変わっても私のことを忘れないで」という想いを込もった白い勿忘草貰ったのだ。
だから俺には、ずっと大事な人の記憶が残っている。
きっとこの白い花畑のどこかに彼女が……。
花畑の中を進んでいると……自然と足が止まる。
白い花畑の中に溶け込むように、白いワンピースを着た女性が立っていた。

2/1/2026, 10:08:08 PM

小さい公園に置かれた二つのブランコ。
小さい頃はどこまで高く漕げるか試したり、立って漕いだりして、空を目指していた。
すごく楽しい遊具なのに、今ではボロボロで錆びついてしまい、使用禁止になっている。
新しくするってなると、やはり金が掛かるから無理なのだろうか?
今の子供達にも、小さい頃の俺と同じ気持ちになってほしいのに。
まぁ、公園自体が少なくなっているから、これも時代の流れかもしれない。
とはいっても、このまま何もしないのも歯痒いな。
俺はダメ元で、市にブランコ修理と子供達の遊び場を増やすよう要望を出すことにした。

1/31/2026, 11:13:34 PM

目の前に広がる、初めて見る色鮮やかで美しい景色。
この景色を見るために、ここまで来た。
長い長い旅を終え、達成感と感動の波が一気に押し寄せてくる。
この景色を見に来て、本当によかった……。
さて、家へ帰ろう。
この感動を、家族の皆に伝えるために。
回れ右し、一歩踏み出す。
だが、すぐに足が止まる。
……帰り道はどこだ?
家へ帰るまで、ここまで来る時より倍掛かってしまった。

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