真夏の記憶ー海辺の町あるある?
子供の頃
母が屋根の庇の上に布団を敷いて干していた
唇が紫色になるまで目の前の海で遊んでは走り帰る
冷えた身体を温めるのは
屋根の上に並べて干した敷布団の上
タオルケットをかぶって寝そべる
屋根上の岩盤浴
上熱と下熱が
たまらなく気持ちよかった
タオル越しの太陽を独り占めしていた
こぼれたアイスクリームをもとへは戻せない
ましてやトリプルをオーダーしたのだから
修正不可!
私達の青春
出会った頃には戻れない
際立つ個性の3人だったから
高みを目指し積み上がるはずだったのに
まるでアイスクリームの様に柔だった
熱くなればなるほど流れ落ち
指の隙間からこぼれ落ち
悲鳴とため息が加速する
抜け殻の様なコーンを手にして呟く
修正不可?
やさしさなんて
やさしさって何?って問われたら
人に興味がない人が使う 都合のいい隠れ蓑って
そう バッサリ切ってしまうわ
今の自分
やさしさに臆病になっちゃった証拠かも
この歌が好きだったはずなのに
♪やさしさに包まれたならきっと
目に映る全てのものがメッセージ♪
星を追いかけて
同郷の推しを追いかけていたら
推しが星になった
押しも押されもせぬスターになって
推しはどんどんステージを上げ輝きを増した✨
世界を見据えた巣立ちの間際
ある日突然その推しが消えた
共に笑顔で今を生きていたのに…
空を見上げ
一足先に飛び立った
そして星になったんだと言い聞かせる
なのにこの空虚感はなんだ
追っかけから 推しを育てるにシフトした
私の思いは失速し地面に落っこちたまま
流れ星よ
もう一度あの推しを 星を追いかけさせて✨
飛べ飛べとーんび
そーらたーかーく♪
羽を広げて風を孕み
一本松のまわりを旋回する一羽の鳶
今日も会えたな
ゆうゆうとやけにのんきそうじゃないか
孤独を楽しんでいるのか
オレは今日もお前を追っている
空を仰ぎ口ずさむ
飛べ飛べとーんび
そーらたーかーく🎶
ピーヒョロ♪
そうかお前も俺に気づいていたんだな
ハハハ…
ピーヒョロロ🎶
お前には
俺はどう見えているんだ