信号
ねえ信号で何を思い浮かべる?
ああモールス信号かな
科目は忘れたけど学生の時必須だった
結局船乗りにならなかったから使わなかったけど資格持ってるし
ひらがなアルファベットの二刀流さ
何だかお父さんかっこいいー
私は手旗信号
小学校の頃ダンスサークルで練習したの
本当はね足踏みしながらやってたんだ
うわっ20年経ってるのに身体が覚えてる
ほらほら見て
子供に自慢しよーっと
それにしても二人共すごいねビックリ!
そ言うお母さんは?
えーっと
信号で私ができることね…
あったあった
赤に変わる前に横断歩道を渡り切ること✨
でもねここだけの話
近所のなら余裕だけど大通りはドキドキなのよ
急ぐと蹴つまずいちゃうから
来年は怪しいかも アハハ
言い出せなかった「」
何かあるかな
ああ思い出した
授業中「御手洗いに行かせてください」って言い出せなかったことが
確かあの時授業が長引いたんだった
もう終わる後少しと思っているうちに悲劇がやってきてさ
ひどいよ先生 「はい今日はここまで 」
起立礼の声で猛ダッシュ
唖然とするクラスメイトに気づいたけど無視
廊下は走らない なにを悠長な漏れちゃうから
遠すぎるよ最短トイレ
最高に限界来たー
やれやれ
えっ快感?な訳ないでしょ冷や汗脂汗ものだったわ💦
それが証拠に半世紀経ってもハッキリ覚えているんだから
あの長い木の廊下
サンダル履かずに駆け込んだピンクの扉
なんて事ない一言をためらって大ピンチの
花も恥じらう乙女の私
今ではそーんな事ってお笑いだけど
あれも思春期の悪戯だったんでしょうよ
secret love
人差し指を天へ向け 目を閉じる
くちびるにその指先を添え 鏡を見る
分身の私に囁きかけた
secret love
誰にも言っちゃダメ
まずは自分にロックをかけとく
いつからだろうページをめくる度に
漠然と感じていたこの特別な手触り
それをぬめり感と表したドラマに出会った✨
言い得て妙だわ
吸い付く様に指先に寄り添って来る心地よさ
心酔ものですよ
私と一緒に体感してみませんか
さあどうぞ
まずはお好きな辞書をお取りください
それでは軽く目を閉じて
はいパクッと開いたところでページをめくる
ここれは…
でしょう? フフフ
うわっ風?
紙が奏でる風の音?
そう
次々ページをめくってみて
音がしなやかに変化するでしょ
気に入った風を感じたら
そこで目を開け言葉を拾う
こんな楽しみ方もあるからね
五感を使ってこそ知があなたのものになるの
紙の辞書がもたらす知と癒しの世界へようこそ
ページをめくる快感があなたを捉えたなら
辞書メンタリストの世界をのぞいて見てね
夏の忘れ物を探しに
熱中症警戒アラートが流れてくる
夏の忘れ物って?
やっぱりこの暑さでしょ
置きっぱなしはダメよ
夏休みが終わったんだから
はいはい夏はおしまい
今はもう秋よ
なのにエアコンがフル稼働で悲鳴をあげている
夏の忘れ物はここだよって知らせてくる
探すまでもない
えっ40℃だって
パワーアップしてるじゃない
どおりでしそジュースがまだ美味しいわけだ
ねえそこの君 夏って9月までだっけ?