誰もいない教室
大地は生きて動いている 時の化石に会いにおいでよ
なんか気になるんだなこのキャッチコピー
博物館でしょ寄っていいよ
天気を気にしなくても済むし遠くないって
おかしいなどこまで走っても山しかないよ
パンフレットには海の化石ってあったよな
嘘この辺りが海の底だったって?
なんかワクワクしてきた
アッここだよ
着いたみたい廃校博物館って書いてる
山奥のお出迎えが海の時代のホホジロザメとは
おータイムスリップ感すごいね
なになに
400万年前の海底が陸となり
集落ができ学校が建ち子供らで溢れていました
そして現在
廃校プロジェクトの一環で『誰もいない教室時の同窓会展』を企画
形あるものは時代の生き証人ということで
空き教室にこの地の遺物を一堂に集めたのが終わりの始まりで
これが人気を博して常設博物館となりました
その後オタクコレクションの寄贈が相次ぎ
迷宮のような摩訶不思議ミステリールームに進化中 明日が楽しみな廃校です!
こんにちは
皆さん『廃校玉手箱』って呼んでくれるんです
珍しい怖いかわいい大きい懐かしい何でも…
あなたを虜にする一品との出会がありますように
はい大人200円
何年何組がご希望ですか
勿論 理科室図書室資料室もご自由にどうぞ
じゃあ3年1組からですね
この廊下の配膳室の先 担任は海牛先生でーす
信号
ねえ信号で何を思い浮かべる?
ああモールス信号かな
科目は忘れたけど学生の時必須だった
結局船乗りにならなかったから使わなかったけど資格持ってるし
ひらがなアルファベットの二刀流さ
何だかお父さんかっこいいー
私は手旗信号
小学校の頃ダンスサークルで練習したの
本当はね足踏みしながらやってたんだ
うわっ20年経ってるのに身体が覚えてる
ほらほら見て
子供に自慢しよーっと
それにしても二人共すごいねビックリ!
そ言うお母さんは?
えーっと
信号で私ができることね…
あったあった
赤に変わる前に横断歩道を渡り切ること✨
でもねここだけの話
近所のなら余裕だけど大通りはドキドキなのよ
急ぐと蹴つまずいちゃうから
来年は怪しいかも アハハ
言い出せなかった「」
何かあるかな
ああ思い出した
授業中「御手洗いに行かせてください」って言い出せなかったことが
確かあの時授業が長引いたんだった
もう終わる後少しと思っているうちに悲劇がやってきてさ
ひどいよ先生 「はい今日はここまで 」
起立礼の声で猛ダッシュ
唖然とするクラスメイトに気づいたけど無視
廊下は走らない なにを悠長な漏れちゃうから
遠すぎるよ最短トイレ
最高に限界来たー
やれやれ
えっ快感?な訳ないでしょ冷や汗脂汗ものだったわ💦
それが証拠に半世紀経ってもハッキリ覚えているんだから
あの長い木の廊下
サンダル履かずに駆け込んだピンクの扉
なんて事ない一言をためらって大ピンチの
花も恥じらう乙女の私
今ではそーんな事ってお笑いだけど
あれも思春期の悪戯だったんでしょうよ
secret love
人差し指を天へ向け 目を閉じる
くちびるにその指先を添え 鏡を見る
分身の私に囁きかけた
secret love
誰にも言っちゃダメ
まずは自分にロックをかけとく
いつからだろうページをめくる度に
漠然と感じていたこの特別な手触り
それをぬめり感と表したドラマに出会った✨
言い得て妙だわ
吸い付く様に指先に寄り添って来る心地よさ
心酔ものですよ
私と一緒に体感してみませんか
さあどうぞ
まずはお好きな辞書をお取りください
それでは軽く目を閉じて
はいパクッと開いたところでページをめくる
ここれは…
でしょう? フフフ
うわっ風?
紙が奏でる風の音?
そう
次々ページをめくってみて
音がしなやかに変化するでしょ
気に入った風を感じたら
そこで目を開け言葉を拾う
こんな楽しみ方もあるからね
五感を使ってこそ知があなたのものになるの
紙の辞書がもたらす知と癒しの世界へようこそ
ページをめくる快感があなたを捉えたなら
辞書メンタリストの世界をのぞいて見てね