憎たらしいてめえなんざ、とっととくたばれ。ず畜生が。
2026/02/16 #誰よりも
自分自身を、ただ、抱きしめて。
凍えずに、待っていてと願う。
以前以上のあたたかな春が必ず来るから。
2025/12/11 #ぬくもりの記憶
内側の熱が抜けていくかのように、白い空気が貴方の口から溢れた。
貴方の溢れた息を勿体無いから飲み込みたいだとか、貴方の持ちうる熱を私に明け渡して欲しいだとか。
そんな事を考えてしまうのは総て冬のせい。
私はくだらぬ欲を溜めた息を吐き出した。それも白くなって、空気に溶けていった。
貴方も同じ事を考えて、吐息を溢したのなら嬉しいな、なんて。
2025/12/07 #白い吐息
ふと上を見た。
冬は空気が乾燥して、空がよく澄んでいる。
星々が、ただ光を落としていた。手を伸ばし、星彩を掠め取った。
しかし、その明かりを遮るかのように街灯が地を照らす。星影に街灯が勝るのだ。
街灯は日中となると消えてしまうのに、星々を喰ってしまう。
私は光り続けている不遇な星々が哀しまぬよう、星の欠片に口付けをした。
そんな夢を見た。
2025/12/07 #消えない灯り
君は温い。
君の胸に身を埋めると、程よい熱を感じる。
例えるならば、それは陽だまりだろう。現に、じんわりと君が私の心に灼きついている。私は君のせいで日焼けしてしまった。
君が私に安心を与えるならば、私は君に何が出来るだろうか。
君のいない夜は少し肌寒い。私は仮初の温さを布団に求めた。君も肌寒くなって布団に温もりを求めていれば良いな。なんて少し酷い事を考えてしまった。
でも、もしそうであったなら、今度は私が君に温もりを与える事が出来ると思った。温もりを返せると思った。
なんだか太陽を反射する月みたいだなと考えながら、君を照らし安堵させたい気持ちを表に表し、君が淋しくなっていれば良いと薄汚れた気持ちを裏に隠した。
2025/11/16 #君を照らす月