ある日のわたし

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11/11/2025, 9:03:46 AM

寂しくて 

記憶に残っているのは
冷たい水が僕のすぐ隣でいっぱい
僕に向かってきたこと
ひとりぼっちで怖くて寂しくて震えてたんだ
その時
小さな人間の手が僕を包んでくれた
その手には小さな赤いお星様の模様がついていたから
僕はその人間を 赤い星の子 と名前をつけた

僕には名前はなかったけど
「アルト 」って僕に言ったから、僕の名前?かな

それからの僕はとても幸せ
ご飯は美味しいし、お散歩も大好きだし、赤い星の子と
一緒に寝るんだ
いいでしょ。

赤い星の子は僕を大切にしてくれる
だから僕はこの子を守ってやるのさ。だから僕もこの子も早く大きくならなくちゃね。悪い敵がいたらやっつけないとね。

なのに、赤い星の子がお布団にずっと寝てる
どうしたんだろう?お昼寝?僕も寝ようかな
「アルト、オワカレシマショウネ。」
あの子に似た人間が僕を撫でながら言った
なんのことだろう?
鼻につく草の匂いとあの子の匂いが混じっているな
この匂いは苦手だけど、星の子は好きなのかな?
早く僕の名前を呼んで、撫でて欲しいな

それから赤い星の子は僕の前から消えてしまった

あれ?赤い星の子?
鼻につく草の匂い。僕この匂い嫌い
でも、あの子の顔が見える
顔を舐めたら アルトと呼んでくれるかな?

………赤い星の子の味がしない、声が聴こえない
撫でてくれない

僕のこと嫌いになっちゃった?
寂しいって泣いたら、また赤い星の子がきてくれるかな
早く 赤い星の子とお散歩したいな




11/10/2025, 3:17:28 AM

心の境界線

海と空 水平線と地平線
境界線はないけれど
僕の心には手負の獣が存在する
それは 弱さと脆さ
土足で越えようとするな
容赦なく 牙を向く

勝者も敗者もくだらない

わかっているんだ
裏切りも 絶望も
わかっているんだ
夢も 希望も
この世界はイビツで満ちている
決して他人にはこの境界線は越えさせない

……でも 花が一輪咲いたなら、僕から一歩踏み出してみようか

11/8/2025, 1:25:44 PM

透明な羽根

ふわり ふわりと舞う
白い綿雪
君の肩に落ちては消えていく
それは透明な羽根の様に
手を伸ばしても 掴めはしない

お互いの白息は同じなのに
熱だけはチグハグで…
「ごめんね」
なんて言うなよ
まだこの恋は終わっていないんだ
君を 手放したくないんだ
僕は君が 好きなんだ

君のつけた名残雪は
新しい自分を見つけて駆け出した様に
続いて 消えていく…

「おかしいな」
僕には羽根がない様だ
動くことも 名前さえも呼べなくなったよ

君は
僕に何も残こしてはくれないんだね



11/8/2025, 1:35:08 AM

灯火を囲んで

私はいつも独りだけど
誰かに愛されたいと思うけど
寂しいけれど
それでも心臓は動いて、息をして
お布団にくるまる

私はいつも独りだけど
あなたを愛しているから
ココロだけはそばにいたい
包んであげたい

灯火という安らぎを
あなたごと抱きしめるよ

だから
一緒に 泣こうよ

11/6/2025, 12:22:12 AM

時を止めて

息ができないほどの記憶
君の視線に恋をした
少し悲しげな君の笑顔に恋をした
うるさい心音 気づかれないように
誤魔化すように、ヘッドフォンをして
僕はロックを聴いている
これは、恋のはじまり

瞬きすら忘れるほどの瞬間
あなたの視線に恋をした
長くて綺麗なあなたの指がリズムに合わせて
わたしの心音は期待をしてしまう
泣きたくなるような
知って欲しいような…
きっと、あなたに惹かれてる

茜色に染まる渡り廊下
君に近づいていく、数メートル
あなたとすれ違う、数センチ

僕の
わたしの
「視線は……」

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