見えない未来へ
ふと思い出してくれるだろうか
君を少し笑顔にさせられた僕を
僕と同じ名前を聞いたら、似た人にあえば
あの曲を聞けば
思い出してくれるのだろうか
ほんの少しの期待と喪失感
もう戻れないとわかっていても
君を取り戻したい思いは
ずっと残ったまま
これが愛だと知ったのは
ずっと後のことだった
あの曲を聞くと涙が溢れる
あなたと似た人を声を
今も探してしまう
私の前から消えてしまったその日から
憎んでしまった
愛が苦しいと知ってしまった
戻れないのだとわかってしまった
だって 私達の未来はもう見えないのだから
君を照らす月
隣から聴こえる心地いい音
カーテンの隙間から月の光が貴方を照らす
月齢15.6
満月が欠け始める
私の心は満たされていた筈なのに
もうぬくもりを求めてしまう
そっと貴方の背中に額をくっつけて
伝わる体温が……暖かい
「愛おしい人」
そっと呟く
愛は曖昧で、不明瞭と貪欲
どうしてかな
愛は幸せと似てるのに、涙が溢れるの
愛されていると答えが欲しいのか
愛していると確認したいのか
ただ 月の引力のせいにして
静寂に
月の光が2人を包んでいた
木漏れ日の跡
見慣れた通学路
風が吹き抜けると
木漏れ日の中に君がいた
私の胸の高鳴りは全身に駆け抜けて
私の影は貴方に近づいていく
あなたの声が好き
あなたと一緒に歩くのが好き
早くあなたの隣にいたい
この先の未来も
だからあなたの名前を呼ぶの
私という跡を残すために
煌めく木漏れ日の中
君を見つけると
僕の鼓動がドキドキと聞こえてくる
君の声が好きだ
君の優しさが好きだ
だから僕の名前を呼んで
僕の元に早くおいで
君と手を繋いで
この幸せが続くように願うんだ
祈りの果て
私には『推し』が存在する
本当は人間関係が嫌い。面倒くさい。
でも生活のために、笑顔を貼り付けて
周りと話を合わせて
今日もなんとかやり過ごす
「あ〜ぁ、ずっと休みにならないかな」
変わり映えのない祈り
家に帰れば私と『推し』だけの時間
私の願いはあなたの幸せ
これ一択
憧れ、尊厳、応援…明日の活力
「あー幸せ」
誰も知らなくていい
私だけが知ってればいい
だから
『推し』には果てなんて存在しない
ティーカップ
秋立つ空
朝は少しひんやりして、指先が冷たい
食卓には いつもの朝食
あなたの前にはオレンジジュースとソーセージマフィン
私にはダージリンティーとクィニーアマン
「サラダも食べてよ」
野菜が苦手なあなたにポテトサラダを作ったわ
人参もいっぱい入れてやったわ
あなたの少し嫌そうな顔を見ながら
お気に入りのティーカップに砂糖を1つ
好みの甘味になったわ
「なにニヤついてんだよ」
「別に。ただ、好きだなって。」
今度はあなたがニヤついてるわよ