薄墨

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12/13/2025, 8:38:13 AM

スノーホワイト、なんで洒落た名前のマニキュアを爪にそっとのせる。
裸の木と寒空だけの華のない外の景色に、一言文句でもつけたい夕方。

12/11/2025, 10:13:33 PM

夜空を越えて 宇宙にだって 行けるはず
 信じていられた あの日の夕方

12/10/2025, 9:41:42 PM

膝上を 冷たい風が 通り過ぎ
 まだ忘れられない ぬくもりの記憶

12/9/2025, 10:41:35 PM

初めて絡めた指先が、体温でとろけてしまうくらいに、温かかったことを覚えている。
躊躇いがちに、するりと埋めあった隙間が、やけに心地よくて気恥ずかしかった。

いつもポケットに突っ込んでいた手を、この日ばかりは引っ込めることもできずに、手持ち無沙汰に外に出しっぱなしだった。
出しっぱなしにしているとなんだか指先の方から、世の中に染まってしまいそうで、すぐに冷たくなっていく手が、この日だけは外に出しっぱなしでも温かかった。

このことを口に出すか迷って横顔を見た。
横顔が特に美人でかっこいいことは知っていたけど、こんなに可愛いとは知らなかった。

それから、凍える指先を怖いとは思わなくなった。
君が来てくれたら、このまま手からこの世界に染まってしまうかも、という恐れも消えてしまうと分かっていたから。
手をポケットに突っ込む癖は、いくら君に注意されても結局、治らなかったけど。

それでも、君に救われたのは事実だ。
凍える指先を君と繋ぐことができるということ。
それが救いであり、今の幸せだということが、嬉しい。

12/9/2025, 4:27:01 AM

雪原の 先へ先へと 走る犬
 ソリが雪ふむ しゃきりごりりと

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