「ところで」
「ところで?」
「訓練をしないと保たれないものだが、それゆえにいろいろな訓練機会が社会に盛り込まれている」
「うん?」
「自他境界と言われるやつだね。幼少期に形成され始めるが大人になってもうまく働かない人がいるね。むしろ都合よく育ってしまう場合があるのかな。俺のものは俺のもの、ここまでは良いけど、お前のものも俺のものになってしまう人」
「あ、剛田武ニズム」
「それとちょっと似て非なるのに、他人のものも自分のものと同じように雑に扱う人。こっちの方が境界があやふやだね」
「あー」
「それで、基本的に人のものを使う。自分で買わない持ってこない。でも、これも結果的には同じようになってるね。なにせ自分のものは使わずに他人のものを使ってるわけで」
「ふむふむ。他人のアイスを食べるのもー」
「聞こえませーん」
「聞こえてるじゃん」
お題『心の境界線』
「ところで」
「ところで?」
「以前も羽根のお題があったけど、今回は『透明な』か」
「言われてみればあったような、ないような?いつも唐突で良く覚えてないよー」
「あるけど見えない。という。そして羽根は自由や飛び立ちの象徴。だとするといくらでも自由がある、できることがある、逃げ出せる、しかしそうれに気づかない。こんなところか」
「ひとの話聞かないし」
「悪い方に取ると小象の鎖に近いものがあるね」
「小象の鎖?」
「小さな頃から鎖に繋がれた象は大きくなって鎖を引き抜ける力があってもその経験から逃げ出さないという話だね」
「なるほどー」
お題『透明な羽根』
「ところで」
「ところで?」
「囲めるということはおそらく概念的なものの方ではなく、物理的な方と思われる」
「なんの話?」
「今回のお題だが、灯火が出てきたのでね」
「灯火かー、なんか冬っぽい」
「最後に消えちゃうマッチの灯火の話みたいだな」
「それマッチ売りの少女じゃない」
「そうだね。本当は怖い話系でも出てきたね」
「イヤー!」
「まあ冬に火を囲むのは良い感じがするね。囲炉裏とか」
「それは美味しさもセットだからじゃ?」
お題『灯火を囲んで』
「ところで」
「ところで?」
「なんとなく今どきの熊とか思ってしまう」
「その心は?」
「お腹が空いたら下界に食べに行けば良いでしょう」
「んー?」
「いや、熊って冬眠する生き物じゃなかった?」
「あー、我慢して冬眠だか、冬眠して我慢だかしなくて良いってことか」
「いえす」
「いえーっす」
「ん?何か含みがありそうな」
「自分で買わなくてひとの買ったの食べてる人が目の前に」
「え、わたし熊だった?」
「いえーっす」
お題『冬支度』
「ところで」
「ところで?」
「時間は空間の歪みそのものなので空間がなければ時間もない」
「なんなん?それ」
「つまり全てが止まるので無意味。スナップショット的だね」
「だからなにー?」
「ああ、今回のお題は時間に関することだからね」
「なんか難しいやつ」
「物があることで時間も空間もあると考える、まあまあ主流かな」
「界隈ではじゃない?」
お題『時を止めて』